俺が教える汚物の対処法
え~と、この場合の対処法は・・・
「リン、頼みがあるんだが。」
「何ですか?」
「切れにくい縄と『汚物です。見ないでください。』って書いた紙を用意してくれ。」
「分かりました!」
「・・・なめてんのか?」
汚物が睨みつけてくるけど考えても見てほしい。
「汚物何て舐めたくない。腐れてしまう!見たくもない!」
「お前は俺を怒らせた!」
汚物が間合いを詰めてくる。よく見ると、拳を固めて腰の横で力を溜めている。
「それ、何かのアニメの台詞?キモッ!」
無論、特殊警棒で凪いで吹っ飛ばすんだけど。ああ、警棒が汚れた~。
「何してくれてんだ!」
「自分から襲ってきて、それはないと思うぞ。」
「うるせえ!死ね!」
しかし、俺が何をする必要もなく・・・
「ファイヤーボール!」
「ブラボべッ!」
カナが顔面にファイヤーボールを顔にぶつけた。
「キモい!消えて!存在しないで!死んでしまえ!同じ空気を吸いたくない!あんたと関わった瞬間から人生損した!」
うわっ、そこまで言いますか!?確かにそれ言われても仕方ないことしやがったけどよ。
「カナ、ツンデレさんだな♪安心して!すぐに悪の勇者ケイから救ってあげる!」
ううっ!寒気が走る!気色悪い!カナの言葉、言い過ぎだと思ったけど、まだ言った方がいいかも!
「メテオス・・・」
「待てカナ!国を壊す気か!?」
「じゃあ、コキュートス」
その瞬間、カナが出したコキュートスが汚物に迫る。しかし赤い光がゴウシを包み・・・
「カナ!ケイに脅されてるんだね!必ず助け出してあげる!」
全く、効かなかった。
「なるほど、ざっと考えるに吸収と放出というところか。」
「ガハ、それに気づくとは流石だ。」
「何が流石だ!簡単なことだ。まず、おかしかったのはカナのファイヤーボールの立ち直りが早かった事だ。カナはお前が関わると力加減ができなくなるのは、お前も知ってるだろ。」
「カナはツンデレさんだから、ちょっとの痛みは愛情の裏返しさ!」
「「・・・死ねばいいのに」」
どうやら、俺達の心は1つらしい。
「さて、ここからは戦りながら教えてやるよ。」
「ちょうど良い。御託は飽きてきたからな。暴れてやるよ!」
俺は間合いを詰めた。カナのgoodlackを聞きながら。
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まず、右手の平を汚物に向ける。
これだけで汚れた気持ちになるが押さえる。
「何をする気だ?」
「断固無視する!次におかしかったのはコキュートスを受けた時だ。俺は一瞬赤く光ったのを俺は見逃さなかった。」
右手を引き絞り、左手を汚物にかざし標準を合わせる。
これだけで・・・・・(以下省略)
「まさかその型・・・」
「断固継続を拒否する!お前がコキュートスの前に喰らったのはファイヤーボールだ。なので赤い光はファイヤーボールだと確定した。つまりコキュートスをファイヤーボールで相殺した!」
右手に一気に貯めた力を、左手の標準に合わせて放出、ちょっとした武道家、もしくはカナのような中二病ぐらいに超有名な技『発勁』だ。しかし勿論汚物と俺の間には1Mも離れてる
「なにしてんの?当たる訳な・・・・・」
そう、当たるわけない。と言うか、当てたくない!汚れる!というわけで、空破を使い攻撃したのだ。
「この野郎!どうやって当てたぁ~!」
「あちゃ、コキュートスの余波を残してたのか?」
取り合えず上方回し蹴りで、顔面を7割で蹴る。しかし威力が無くなるような感覚と共に離れ、後方へ下がる。
「吸収してやったぜ!自分の力で殴られるのはどんな気持ちかな!」
「お前の敗戦濃厚でハッピーな気分?」
「味わって言いな!」
俺はわざと蹴りを喰らい吹っ飛んだ。
そして空中回転して、壁に足を当てて・・・
跳躍した。
「なっ!」
驚くだろうな。猛スピードで間合い詰められりゃあな!
これが速度と攻撃力を同時に上げるカウンター技、成長神身だ!
そして俺の剣術六星神流、四の型・裂星神、逆手に刀を持ち、峰を腕に沿わせて少しでも速度を落とさない為の型だ。
・・・まあ、要は裂き技なのだが。
「どう来ようと関係ねぇ!吸収してやる!」
俺の警棒に標準しているようだが残念ながら、気を付ける部分が間違っている。
「さいなら!」
その掛け声と共に俺は汚物を吹っ飛ばした・・・足で。
警棒どうしたって?使うわけ無いじゃん!穢れちゃう!
足なら既に土で汚れてるから問題なし!
その後気絶した汚物はどうなったか、何となく察している人もいるだろう。まあ、芸術的に絡まった縄と頭に『汚物です。見ないでください!』と書かれた紙が張られただけだ。
ま、やり過ぎではないかな?