表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一人の王国  作者: ナベのフタ
第四章 魔国の魔王
79/92

13 競技場12

 カゲロウはその場に血を吐いて倒れた。


「カゲロウ!」

 そしてオシリスに向かって勝利宣言がされた。


 カズトはすぐに駆けつけてカゲロウの安否を確かめる。


「大丈夫かカゲロウ!」


「……ああ、すまないな……たいした事はできなかった……」


「気にするな、まだ俺がいるんだ。最悪逃げ回ってでも負けを避けてやるから」

 カズトはカゲロウを元気づける。

 カゲロウの体は傷だらけになっていて重症だが命に別状は無かった。


「ふんっ、貴様の部下にはおしい男だ。竜族でなければ俺が欲しいぐらいだ」

 オシリスが笑いながらカズトに近寄る。


「ようやく次はお前の番だな。親父と同じ魔技を使うようだが俺には通用せんぞ」


「あんたは魔王と対決したことがあるのか?」

 カズトは確認するように聞いた。


「くく、あれば俺の強さをより各国に知らしめられたのにな」


「そうか、なら安心したよ……」


「なんだと」

 カズトはカゲロウを背負ってベンチに戻っていく。


「カズト様……」


「なあアガム大臣教えてくれよ。魔王の攻撃魔技を」


「分かりました。ただしあまり時間がありませんので手短に話します」


「ああ」


「まずはカズト様は自分の魔技を風の魔技だとお思いですが違います。ただこの魔技を発動する時風を連想される事から魔王様も風と呼んでおりましたが」

 アガム大臣はサングラスを外してカズトにサングラスを投げつける。


 カズトはそれを受け流した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ