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完璧な君は僕には眩しい  作者: 夏の芽
プロローグ
2/6

◆スポーツ万能な君

これは僕と彼女のたった一年間だけの恋の物語

予鈴が鳴る。午後最初の授業は体育


進級した直後の体育と言えば体力テスト。

そう、野球部の僕としては霧宮さんにいいところを見せたい。

まぁ、男女別々で測定するので結果しか見せることが出来ないが。


【上体起こし】に【握力】【反復横跳び】そして【シャトルラン】など一通り終える。

体力には自信がありシャトルランに関してはクラスの男子の中で一番(112回)となった。

これはクラスメイトのほとんどが短距離タイプということもあるが。

だが一番は一番、しかしながらその他の競技は全て凡庸だ。


体育館で着替えを終え、教室に戻る道中に校庭から帰って来るクラスの女子集団がいた。

その中には霧島さんの姿があった。

華奢な体つきをしているがしなやかな体つきだ、いわゆるモデル体型である

体操服姿であるため体のラインがよりわかりやすかった。

(って、何考えてるんだ僕は、これじゃただの変態じゃないか)


「あ、都田くん、テストどうだった?」


彼女はこちらに気が付き声をかけてくる、汗をかいているが、しつこくない花のいい香りが漂ってくる


「あ、えっとね。シャトルランがクラス一番だったよ」


「え?ほんと?何回何回?」


「112回だったよ、さすがに疲れたけど」


それを聞いて彼女は後で腕を組み上目遣いで悪戯っぽく笑った


「私はね~120回なんだ~だからクラス一番は貰っていくね」

その笑顔はまるで太陽のように、僕には眩しかった、でも、どこか既視感がある気がした


しかし、負けてしまった。だがこうなることは予想はしていた、彼女は女子バスケ部のエースだ。

去年体育館に貼り出されたシャトルランの全校生徒TOP10の結果表の中に、

女子の部:第3位 一年【霧宮 明野(きりみや あきの)】118回

と名前が入っていたことを僕は知っている。

(負けたのは悔しいけど、この笑顔が見れたからいいか、、

いや、でも負け続けると言うのも僕のこの薄っぺらいプライドが許さないので,,,)


「霧宮さん!来年は絶対勝つから、来年も結果を聞かせて」


彼女は少し驚いた様子を見せ、目線をそらす。そしてすぐまっすぐに僕の目を見て、笑った


「えぇ、よろこんで」


彼女は一歩踏み込むと、少しでも手を伸ばせば触れてしまう距離まで近づいた。

花の香りがより濃くなる、手が震えてしまう。


「私も、負ける気ないから」

そう告げた目は、真剣で、綺麗だった。その瞳孔は少し震えている。


「じゃ、私は着替えてくるね、また後で」


彼女はそう言うと教室に入って行く。

霧宮さんに勝つと言ってしまった。少し後悔している、僕みたいな努力もせず、

楽々と生きている人間が、

努力を惜しまず、いつも全力で取り組んでいる人間に勝てるはずない。


「でも、頑張らないとな、」


「何を頑張るって?」

突然後ろから声が聞こえた、この声は恐らく....そう考えながら振り向く。


明登(あきと)~教室戻らないのか~?」

そこにはいかにもスポーツしてます風な、少しイケメンで日焼けした男子が立っていた。

谷崎 雄介(たにざき ゆうすけ)僕の中学校からの友達

だが関係値的に行ったら親友ポジションである


「え、お~い、明登?な、なんでそんなに恐怖に染められた顔をしてるんだ?」


「え、あ、いやなんでも、"ゆう"が突然声かけるから。びっくりしただけ」


「そんなびっくりするか?ま、そんな事よりほら、戻るぞ。女子の着替えもほとんど終わったっぽいし」


「次授業なんだっけ、げぇ、次国語じゃん、吉本(よしもと)先生か、怖いな」


「いや、別に明登は怖がらなくても、授業中寝てないだろ?」


「怖いものは怖いんだよ、特に急に怒鳴って来るから」


そんな会話を繰り広げながら僕は教室に戻る。目が教室の窓側へと引き寄せられる。

そこには窓からの横風を受け、髪がなびいている霧宮さんの姿があった。

ヘアピンを外し、汗で少し光って見える彼女の髪と、頬を伝う汗の雫。

まるで世界が霧宮さんだけを照らしていると錯覚するほど、綺麗でかっこいい。

彼女は僕の視線に気が付くと、頬杖をつき微笑んでくれる。

また髪がなびく、その髪の隙間から見える淡いエメラルドグリーンの目が僕を掴んで離さない。

(あぁ、僕は彼女が好きだ。誰でもこんな思わせぶりをされたら好きになってしまうよ、男子ってそういう生き物だから、僕も霧宮さんくらい輝けたら、好きだって伝えていいのかな。だったら、)

僕も彼女に見合うように努力して見せる。


--夜--

「はぁ、はぁ、はぁ」

部屋に響く息切れの音、四つん這いになって肩を上げ下げする。

努力をすると決めた今日、さっそく縄跳びをしてみることにした。

小学生の時は結構飛べたんだ、これくらい余裕だろう。

しかしその考えは甘かった。

飛び始めて1分もしないうちにこのざま、

走るのとは使う筋力が違うのもあるが、かなりきつい

(あれ、こんなに体力なかったっけ、きょ、今日は初日だしこれくらいで、、、)

縄跳びをしまい、ベッドにダイブする。ネットで動画を漁り、ゲームをする。

(僕って、こんなに努力できないっけ、ていうか、どうやって努力するんだっけ)

今日はなかなか寝付けなかった

ご一読感謝します!

人は誰しも努力するとき悩んでしまいますよね、でも悩みがあるのはその努力を頑張っているからだと僕は感じております、まだ学生の身分で随分とわかった風に言っているのはも申し訳ないです。

しかし、自分自身先生や親にそう聴かされ育ってまいりました。

読者の皆様も、努力の継続頑張ってみてください、最初は些細なことでいいんです、5分早く起きるでも、朝少し運動してみるでも、その努力の継続が人生と言う持久走を走り切る力になると思います。

ではでは、またお次のお話【◆王子様な君】にてお会いしましょ~う

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