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ロンドン軍縮条約下の日本海軍空母

1. 空母の条約枠

ワシントン条約の空母規定が継承され、

• 米:135,000t

• 英:135,000t

• 日:108,000t(4/5)

• 個艦上限:33,000t

• 改装転用:2隻まで

日本はこの108,000tをほぼ使い切る構成を採る。

---

2. 保有空母の構成(確定)

鳳翔 ― 教育・実験空母

• 就役:1922年

• 基準排水量:約8,000t

• 搭載機:15〜20機

• 役割:

• 搭乗員育成

• 着艦・運用試験

• 評価:

「日本空母航空の母校」

条約トン数への影響は軽微。

---

赤城 ― 大型高速空母

• 原型:天城型巡洋戦艦

• 改装就役:1927年

• 基準排水量:約33,000t

• 速力:31kt

• 搭載機:75〜80機

• 特徴:

• 早期から全通甲板化(英の助言)。

• 大型エレベーター、広い格納庫。

• 役割:

機動部隊の中核・旗艦

---

天城 ― 大型高速空母

• 赤城の姉妹艦。

• 改装就役:1928年

• 性能:赤城とほぼ同等。

• 特徴:

• 艦橋配置などで設計差を試行。

---

**赤城・天城で“高速大型空母2隻体制”**を形成。

---

蒼龍 ― 中型高速空母

• 起工:1930年

• 就役:1934年

• 基準排水量:約16,000t

• 速力:34kt

• 搭載機:60〜65機

• 特徴:

• 軽量・高速・高搭載効率。

• 就役時から全通甲板+右舷アイランド。

• 役割:

大型空母の僚艦、主力打撃艦

---

飛龍 ― 中型高速空母

• 起工:1931年

• 就役:1935年

• 基準排水量:約16,000t

• 性能:蒼龍と同等だが、

• 艦橋配置などで改良。

• 役割:

蒼龍と対をなす主力空母

---

3. トン数配分

艦 基準排水量

鳳翔 ~8,000t

赤城 ~33,000t

天城 ~33,000t

蒼龍 ~16,000t

飛龍 ~16,000t

計 約106,000t

枠 108,000t にほぼ一致。

→ 条約を最大限活用した理想的配分。

---

4. 設計思想:英日融合型

英の影響

• 着艦制御・甲板運用法。

• 甲板・構造の強度と安全性重視。

• 防空意識の高さ。

日本の発想

• 攻撃集中・長航続機。

• 高速で先制打撃。

• 格納効率の追求。

---

「英式の安全運用 × 日本式の集中打撃」

がこの世界の空母思想。

---

5. 航空隊と艦載機運用

1920年代後半

• 複葉中心:

• 戦闘:九〇式系

• 攻撃:艦攻・艦爆初期型。

• 主任務:偵察+対艦爆撃。

1930年代前半

• 単葉化:

• 九六式艦戦系

• 九六式艦爆・艦攻。

• 編成比:

• 戦闘:3〜4割

• 攻撃:6〜7割

• 英の影響で:

常時CAPを重視。

---

6. 運用:早期の空母主力化

1928年

• 赤城+天城で:

最初の双空母機動部隊を常設。

1935年以降

• 蒼龍・飛龍が加わり:

• 2隻1群 × 2群の

機動部隊体制が完成。

例:

• 第一機動群:赤城+蒼龍

• 第二機動群:天城+飛龍

---

史実より数年早く「機動部隊」概念が完成。

---

7. 英海軍との協同

• 共同演習海域:

• インド洋・南シナ海。

• 英空母:

• フューリアス級、アーク・ロイヤル級。

• 共有:

• 着艦手順

• 無線

• CAP運用

• 整備思想

---

英日合同空母ドクトリンが形成され、

両国空母は相互運用可能。

---

8. 海軍内での位置づけ

• 欧州派兵の経験から:

**「制空なくして制海なし」**が常識。

• 戦艦派も:

• 空母を“主力艦を活かす中核兵力”として容認。

• その結果:

史実ほどの戦艦派 vs 空母派対立は起こらない。

---

9. 国際評価

•英国:

「日本は極東の空母戦力の柱」

•米国:

「数は少ないが質と練度は脅威」

•フランス:

「英日連合は海空一体」

•ドイツ:

「海では太刀打ちできぬ」

---

10. 総括

このIF世界の

ロンドン軍縮条約下・日本海軍空母部隊は:

• 大型2:赤城・天城

• 中型2:蒼龍・飛龍

• 小型1:鳳翔(教育)

• 総トン数:約106,000t / 108,000t

• 条約枠を使い切った精鋭構成

• 英日融合ドクトリン

• 史実より早期の空母主力化

すなわち、

「条約時代に最適化された、質で勝負する五空母体制」

になります。

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