1946年4月・アゾレス諸島沖海戦(米軍のアゾレス進駐未遂に対する英本国 艦隊の迎撃)
背景:北大西洋の覇権を賭けて
• 1945年12月:米軍、アイスランド占領。
• 1946年1月以降:
• アイスランドから英本土への戦略爆撃開始。
• 米国:
• 爆撃の中継・補給拠点として
アゾレス諸島を確保し、
英本土を南北から挟撃する構想。
• 英国:
• 「アゾレスが落ちれば本土は包囲される」
と判断し、
本国艦隊を総動員して迎撃を決断。
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ネルソン以来の“大西洋決戦”
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米側作戦目的
1. アゾレス諸島への上陸・占領。
2. 英本土爆撃の戦略網完成。
3. 北大西洋の制海権奪取。
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「アイスランドに続く第二の鎖」。
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兵力
米大西洋艦隊
• 正規空母:4隻
• 戦艦:5隻
• 重巡・軽巡:10数隻
• 駆逐艦:多数
• 上陸部隊:
• 海兵隊1個師団(約15,000)
英本国艦隊
• 戦艦・巡洋戦艦:6隻
• 空母:3隻
• 巡洋艦:多数
• 駆逐艦:多数
• 本土航空隊:
• 西方基地から支援。
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空母数では米優位、戦艦の質と実戦経験では英優位。
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戦闘経過
4月7日:接触
• 英側:
• 偵察機と暗号解読で
米艦隊の南下を捕捉。
• 本国艦隊、
• ポルトガル沖から西進し迎撃。
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4月8日:索敵戦と前哨空戦
• 両軍空母から索敵機発進。
• 午後:
• 小規模な空中戦。
• 損害:
• 双方とも偵察機・戦闘機数機。
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嵐の前の静けさ。
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4月9日:主決戦
「アゾレス諸島沖海戦」
早朝:同時発艦
• 米:
• 約180機の第一次攻撃隊。
• 英:
• 約150機の攻撃隊。
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空母戦の展開
• 荒天:
• 波高高く、着艦困難。
• 米側:
• 発艦・着艦で混乱。
• 英側:
• 長年の荒海運用経験が活きる。
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英側の戦果
• 雷爆撃集中:
• 米正規空母 1隻沈没。
• 1隻大破・炎上。
• 戦艦 1隻中破。
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米側の戦果
• 英巡洋戦艦 1隻沈没。
• 空母 1隻中破。
• 駆逐艦数隻喪失。
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午後:水上砲戦への移行
• 視界が回復し、
• 両艦隊が接近。
• 英戦艦隊:
• レーダー射撃で先制。
• 米側:
• 戦艦も応戦するが
編隊統制に乱れ。
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砲戦の戦果
• 英側:
• 米戦艦 1隻撃沈。
• 巡洋艦 1隻大破。
• 米側:
• 英戦艦 1隻中破。
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ネルソンの血を引く砲術の冴え。
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夜戦と撤退
• 英駆逐艦隊が夜間雷撃。
• 米側:
• これ以上の損耗を恐れ、
上陸作戦中止を決定。
• 深夜:
• 米艦隊、北西へ撤退。
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損害
米軍
• 正規空母:1隻沈没、1隻大破(後に修理不能)
• 戦艦:1隻沈没
• 巡洋艦:1隻大破
• 駆逐艦:数隻
• 艦載機・航空機:200機以上喪失
• 人員:5,000〜6,000名
英軍
• 巡洋戦艦:1隻沈没
• 空母:1隻中破
• 戦艦:1隻中破
• 駆逐艦:数隻
• 航空機:120機前後
• 人員:3,000名程度
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損害比で英側の戦術的勝利。
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結果
•米国:
• アゾレス進駐断念。
• アイスランドに後退。
•英国:
• 大西洋の要を死守。
• 結果:
• 北大西洋の制海権は
なおも英側が保持。
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歴史的評価
後世、この海戦は:
「第二のトラファルガー」
「北大西洋の門を守った戦い」
と称される。
• 英国:
• 本土爆撃で疲弊する中、
海軍の勝利が
国家存亡の支柱に。
• 米国:
• 二正面での過伸を痛感。
• 戦略の再構築へ。
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マリアナとの対比
戦域 勝者 意味
太平洋・マリアナ 日本 空母決戦での初勝利
大西洋・アゾレス 英国 伝統的艦隊戦での勝利
米国― 1946年春、二大敗北
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米国の「無敵神話」が初めて崩れた瞬間。




