バトル・オブ・ブリテン(1945年7月〜10月)
戦略的背景
1945年6月
•ドイツ:
• アルデンヌ突破でフランス制圧。
• 東ではソ連崩壊後の「東方生存圏」を確保。
•英国:
• ダンケルクから撤退し、
• 大陸での拠点をすべて喪失。
•日本:
• 欧州派遣軍壊滅、英と連携維持。
•米国:
• 米独伊同盟が成立しつつあるが、
• まだ対英日で直接参戦前。
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英国は再び“孤島”となり、
ドイツは「次は英国だ」と決断。
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ドイツ側の目的
1. RAF(英空軍)戦闘機部隊の撃滅。
2. 南東イングランドの飛行場・管制網の破壊。
3. 港湾・工業地帯の麻痺。
4. 英政府に
「講和か、さもなくば飢餓と爆撃か」
の二択を迫る。
※ 直接の上陸作戦は想定せず、
空と海からの圧迫で屈服させる構想。
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参戦戦力
ルフトヴァッフェ
• 主力:
• ジェット戦闘機(改良型 Me262 系)。
• 高速双発爆撃機。
• 兵力:
• 戦闘機 約2,000機
• 爆撃機 約1,500機
• 基地:
• 北仏・ベルギー・オランダ一帯。
RAF
• 戦闘機 約1,200機。
• レーダー網と地上管制は史実以上に発達。
• 本土防空司令部が一元指揮。
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質は独が優勢、統制と防御は英が優勢。
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第1段階:航空基地・レーダー攻撃
(1945年7月上旬〜下旬)
• 独:
• ドーバー、ケント、サセックスの
レーダー基地と飛行場を集中攻撃。
• RAF:
• 迎撃を重ねつつ、
• 被害を受けた基地は即応修理。
特徴
• ジェット同士の高速空戦。
• 迎撃は短時間で決着。
• 英側は滑走路破壊に苦しむが、
完全な機能停止には至らず。
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独は決定打を与えられない。
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第2段階:英戦闘機隊への消耗戦
(8月)
• 独:
• 飛行場上空で迎撃に来るRAFを狙い、
• 空中撃滅を狙う。
• RAF:
• 出撃回数が限界に近づく。
• 損耗率が上昇。
危機
• 8月中旬:
• 英南部の数基地が一時使用不能。
• 戦闘機稼働率が6割以下に低下。
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英は“史上最大の危機”に直面。
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第3段階:都市爆撃への転換
(8月下旬〜9月)
• 独首脳:
• 「空軍撃滅は困難」と判断。
• 方針転換:
• ロンドンなど都市への戦略爆撃。
ロンドン大空襲
• 夜間の焼夷・爆撃。
• 市街地・港湾・工業地帯が炎上。
• 数万人の死傷者。
• 地下鉄が避難所に。
国民:
「屈しない」
という結束がむしろ強化。
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この転換で、
RAF再建の“時間”が英に与えられる。
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第4段階:持久戦と終息
(9月末〜10月)
• RAF:
• 損耗を補充し戦力回復。
• 独:
• ジェット機でも迎撃網突破が困難。
• 損失増大。
• 天候悪化も重なり、
• 大規模昼間爆撃は減少。
1945年10月
• 独:
• 本土航空決戦を事実上縮小。
• 戦闘は夜間爆撃と散発攻撃へ。
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決着:英国の戦略的持久勝利。
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戦果と損害
•ドイツ:
• 航空機 約2,000機喪失。
• 熟練搭乗員に大損害。
•英国:
• 航空機 約1,200機喪失。
• 飛行場・都市に甚大な被害。
• 民間死傷者 数万。
しかし:
「空は守られた」
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国際的影響
英国
• 英本土の生存が確定。
• 政府:
「この島は最後の砦である」
• 以後:
• 海上封鎖と潜水艦戦に全力。
ドイツ
• 英屈服を断念。
• 方針:
• 海上封鎖と米国参戦待ち。
米国
• 観測:
• 「独空軍でも英を落とせない」。
• しかし:
• 英日を消耗させる好機と判断。
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歴史的意味
この世界のバトル・オブ・ブリテンは、
• 1940年の代わりに1945年に起きた唯一の本土航空決戦。
• 技術水準は高く、被害は史実以上。
• だが結末は同じ:
「英国は空からは屈服しない」
そして同時期に進む:
• 日英の無制限潜水艦戦
• 米国の参戦
• 12月の横須賀空襲
へと、
戦争の主軸が“海と空の世界戦争”へ移る起点となります。




