**欧州で血を流す「参戦国日本」**
① 欧州と海での日本軍の激闘
西部戦線:日本遠征軍の塹壕戦
◆ 配置
• 1918年春〜:
• 約10万の日本遠征軍がフランス北部へ。
• 英軍正面の一角を担当。
• 主力:
• 歩兵師団+野戦砲兵。
• 英仏式装備を急速に導入。
◆ 主な激戦:1918年「アルトワ防衛戦」(IF)
• ドイツ春季攻勢の一部として:
• 日本軍正面に猛攻。
• 数日間:
• 機関銃・砲撃・毒ガスの嵐。
• 日本軍は:
• 甚大な損害を出しつつも陣地死守。
この戦いで:
「肉弾突撃は無意味、
火力と連携こそが命」
という認識が陸軍全体に刻まれる。
◆ 1918年夏:局地反攻
• 英仏と共同で限定反撃。
• 初めて:
• 戦車・航空支援と連携。
• 成果は小さいが:
日本軍が**“近代連合戦の一翼”**として評価される。
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地中海・インド洋:海軍の対Uボート戦
◆ 派遣艦隊
• 巡洋艦・駆逐艦を主力に:
• マルタ、アレクサンドリア、アデンを拠点。
• 護衛対象:
• 英仏の兵員・穀物・石炭・インド兵輸送船団。
◆ 激戦と損害
• 1917〜18年:
• Uボートの雷撃で:
• 日本輸送船・駆逐艦が被害。
• 夜間雷撃や機雷で:
• 予想外の損失。
だが:
• 聴音機・爆雷を英軍と共同改良。
• 船団方式を徹底。
結果:
日本艦隊の区画で撃沈率が大きく低下し、
“最も安全な護衛”と評価される。
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極東:二次的だが重要な戦線
• シベリア・中国沿岸:
• ドイツ仮装巡洋艦や補給拠点の掃討。
• 南洋:
• 島嶼防備を固め、英豪との共同警備。
極東では:
**「連合国の後背安定」**を日本が保証。
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② 国内:総力戦が生んだ“日本の工業革命”
欧州で血を流す一方、
国内ではかつてない工業ブームが起こります。
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造船業:爆発的成長
◆ 需要
• 英仏から:
• 商船・輸送船・護衛艦の大量発注。
• 日本政府:
• 遠征軍輸送と補給のため、
• 国家総動員で造船を拡大。
◆ 主な拠点
• 横須賀・呉・佐世保
• 神戸・長崎・横浜の民間造船所
結果:
• 1916〜19年で:
• 造船量が史実以上に急増。
• 日本は:
“世界有数の造船国”として認知される。
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鉄鋼・重工業の飛躍
◆ 八幡製鉄所を中核に
• 英仏の資本・技術協力。
• 軍需と船舶需要で:
• フル稼働+増設。
◆ 新興企業群
• 三菱・三井・川崎・住友が:
• 兵器・機関・車両・鋼材を大量生産。
• 工廠・民需工場が:
• 全国に拡大。
結果:
日本は
「軽工業中心」から「重工業国家」へ
決定的転換。
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兵器生産と技術導入
• 英仏から:
• 火砲・機関銃・弾薬のライセンス。
• 航空機:
• 欧州最新機の分解研究と国産化。
• 化学:
• 火薬・爆薬・ガス防護具の国産化。
これにより:
日本は近代戦フルセットの生産基盤を獲得。
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労働と社会の変化
• 都市への人口流入。
• 女性労働者の急増。
• 長時間労働・物価高騰。
結果:
• 労働争議・米騒動的な動きが
史実以上に早く・強く発生。
• 政府は:
• 配給・価格統制・治安対策を開始。
日本社会は:
“総力戦型近代国家”へ急速に変質。
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金融と貿易黒字
• 英仏への輸出:
• 船・鋼材・繊維・兵器。
• 決済は:
• 金・外貨・権益。
結果:
• 日本は:
• 巨額の貿易黒字。
• 東京は:
ロンドンの補完的金融市場へ成長。
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前線と銃後の“相互作用”
この世界線で重要なのは:
前線の教訓 → 工業へ
• 「火力・弾薬・車両・通信が足りない」
→ 国内で増産・改良。
工業の成長 → 前線へ
• 新型砲・弾薬・車両が
遠征軍に順次投入。
日本は:
“戦場と工場が直結した近代戦国家”
を初めて経験する。
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結果としての日本(1919年頃)
戦争中盤〜後半を経て、日本は:
• 欧州戦線を経験した実戦国家
• 重工業・造船・鉄鋼を備えた工業大国
• 英仏と血で結ばれた同盟国
• 極東とインド洋の安定を担う列強
となり、
もはや
「極東の新興国」ではなく、
世界大戦を戦い抜いた“主役級の列強”
として扱われる存在に変貌します。




