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**スペイン内戦(1936~1939年)**

1. 開戦前夜:不安定な第二共和国

政治的分裂

• 王政崩壊後の共和国は:

• 土地改革・反教権・軍縮を掲げ左傾化。

• 恐慌の影響で:

• 失業と農村貧困が深刻。

• 左派内部も:

• 共和派・社会主義・共産党・無政府主義で対立。

• 右派は:

• カトリック・地主・王党派・ファランヘ党が結集。

---

**「共和国か、秩序か」**の内戦前夜。

---

2. 開戦:1936年7月の軍反乱

• モロッコ駐屯軍と本土守備隊の一部が蜂起。

• セビリア、サラゴサ、ブルゴスを掌握。

• マドリード、バルセロナ、バレンシアは共和国側。

フランコ将軍が:

反乱軍総司令官に就任。

---

3. 国際構図(この世界線)

反乱軍支援

•ドイツ(ナチ政権)

• 目的:

地中海への足場/包囲突破/次の大戦の前哨戦

• 内容:

• 準公式の航空・装甲派遣団

• 爆撃機・戦闘機・戦車

• 顧問団ではなく実戦部隊運用

• 潜水艦による海上妨害

•イタリア

• 義勇軍団・空軍・艦隊派遣。

共和国支援

•ソ連

• 戦車・航空機・顧問、国際旅団支援。

•フランス

• 表向き不干渉、裏で武器供与。

•日本

• 英仏との協調で:

技術・弾薬の第三国経由供与、情報支援。

不干渉

•英国が主導。

•米国は孤立主義で武器禁輸。

---

実態は「日英仏ブロック vs 独伊圏+ソ連」の代理戦争。

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4. 初期戦:モロッコ軍の空輸と南部制圧

• ドイツ空軍派遣団が:

• モロッコ精鋭部隊を大規模空輸。

• セビリア確保 → アンダルシア制圧。

• フランコが:

• 南北戦線を連結。

---

独伊航空力が戦争の帰趨を早くも左右。

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5. マドリード攻防(1936末〜1937春)

• 反乱軍が首都包囲。

• ドイツ爆撃機が:

• 戦略爆撃と近接支援を実施。

• 共和国:

• 市民動員・国際旅団・ソ連T-26戦車で防衛。

結果:

• 首都は陥落せず。

• 戦線膠着。

---

短期決戦は失敗、消耗戦へ。

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6. 北部戦線:バスクの崩壊(1937)

• 鉱山・造船の北部工業地帯。

• ドイツ・イタリア空軍が:

• 制空権を確保。

• ゲルニカ爆撃:

• 民間人大被害 → 世界に衝撃。

• ビルバオ陥落。

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共和国、工業力の中核を喪失。

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7. 共和国陣営の内紛

• ソ連顧問と共産党の影響拡大。

• 無政府主義者・POUMと衝突。

• バルセロナで市街戦。

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統一指導部を作れず、戦力を内耗。

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8. 中央・東部戦線(1937–1938)

ブルネテ・テルエル

• 共和国反攻も:

• 独伊の制空と機甲で撃退。

エブロ川の戦い(1938夏)

• 共和国最後の大攻勢。

• 独空軍派遣団が:

• 空爆と包囲で殲滅。

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共和国主力壊滅、勝敗決定。

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9. 海上戦と不干渉の実態

• ドイツ潜水艦:

• 共和国向け輸送を妨害。

• イタリア艦隊:

• 反乱軍補給を護衛。

• 英日仏艦隊:

• 不干渉監視。

• だが:

• 独伊行動を完全には止めず、

• 結果的に反乱軍有利。

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“中立”が現実には一方を利した。

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10. 終結(1939年春)

• カタルーニャ陥落。

• バルセロナ → マドリード相次ぎ陥落。

• フランコ勝利宣言。

犠牲:

• 死者約50万、難民数十万。

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11. 戦後スペイン:独伊圏の準同盟国

• フランコ独裁政権成立。

• 見返りとして:

• ドイツに港湾使用権(大西洋・地中海)

• 鉱山権益

• 情報基地。

• 形式上は中立だが:

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実質的には独伊圏の一員。

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12. 国際的余波

ドイツ

• 航空戦・諸兵科連合戦の成功で自信。

• 「英仏日は止められない」と判断。

イタリア

• 地中海野心を強化。

英仏日

• 不干渉の誤算を痛感。

• 宥和から抑止志向へ転換が史実より早い。

ソ連

• 影響限定で不満。

• 西側への不信深化。

米国

• 孤立維持だが、

世論に反ファシズム感情が拡大。

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13. この世界線での意味

このスペイン内戦は:

ナチ・ドイツの最初の“対ブロック戦”

次の大戦の実戦リハーサル

不干渉政策の限界を示す事件

日英仏ブロック vs 独伊圏の対立を固定化

---

総括

このIF世界のスペイン内戦は:

• 戦場の流れ自体は史実に近いが、

• 意味合いと介入の“公然性・戦略性”がより強い。

「ドイツが“縛られた復讐者”ではなく、

“既に力を持つ修正主義大国”として

世界秩序に挑む最初の武力行動」

として位置づけられる内戦になります。

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