表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/25

日本海軍の駆逐艦

1. ロンドン条約と駆逐艦枠

1930年ロンドン海軍条約:

• 日本の駆逐艦総トン数:

約105,500t(史実通り想定)。

• 1隻あたり:

基準排水量1,850t以下。

• 1,500t超艦の割合制限あり。

日本は:

1,500〜1,850t級 × 約55〜60隻

を保有可能。

---

2. この世界の駆逐艦ドクトリン

史実:

• 雷撃決戦の切り札

• 大口径砲+93式酸素魚雷。

IF世界:

• 欧州派兵と英海軍の影響:

• 船団護衛・対潜戦の重視

• 空母随伴の防空

• それでも:

• 夜戦雷撃の伝統は保持。

---

「雷撃力は維持しつつ、

実務的護衛能力を本気で持たせる」

が基本思想。

---

3. 主力:特型駆逐艦(吹雪型)とその改良

吹雪型(特型)20隻

• 就役:1928–31年

• 基準排水量:1,680t

• 主砲:12.7cm砲×6(連装×3)

• 魚雷:61cm×9

• 速力:38kt

IFでの扱い:

• 史実通り建造されるが:

• 過大武装の反省から、

• 後期型・改良型では:

• 砲塔軽量化

• 復原性改善

• 対空機銃の余地確保。

• 改装:

• ソナー・爆雷を早期充実。

• 12.7cm高角化改修も史実同様。

役割:

主力雷撃艦

だが一部は機動部隊随伴・護衛に回る。

---

改良特型(IF:初春型相当)

史実:初春型は条約制限下で復原性問題。

IFでは:

• 英海軍の助言と護衛思想から:

• 無理な重武装を避ける

• 雷装:61cm×6程度に削減

• 主砲:12.7cm連装×2(4門)

• 基準排水量:1,500〜1,600t

• 速力:36kt

隻数:10〜12隻

---

史実よりバランス重視で安定した設計。

事故(友鶴事件級)は起きにくい。

役割:

多用途の一線駆逐艦。

---

4. 実務型:護衛重視駆逐艦(IF独自)

史実では日本は本格護衛型を持たなかったが、

このIFでは:

護衛型駆逐艦(IF)

• 起工:1932–34年

• 基準排水量:1,200〜1,400t

• 主砲:12cm砲×3〜4

• 魚雷:61cm×4(控えめ)

• 速力:32–33kt

• 特徴:

• 航続力大

• ソナー・爆雷重視

• 後部に爆雷投下軌条多数。

隻数:15隻前後

---

英のV&W級後継やH級に近い、

“護衛のための駆逐艦”

役割:

船団護衛

対潜哨戒

二線防備。

---

5. 新世代高速型(IF:陽炎型の前倒し)

史実:陽炎型は1939年以降。

IFでは:

• 抑制された大型化と技術成熟で:

• 起工:1936–38年

• 基準排水量:1,850t上限

• 主砲:12.7cm×6

• 魚雷:61cm×8(四連装×2)

• 速力:35kt

• 復原性・居住性改善。

隻数:8〜10隻。

役割:

機動部隊随伴・決戦型の精鋭。

---

6. トン数イメージ

型 隻数 基準排水量 小計

吹雪型 20 1,680t 33,600t

改良特型 12 1,550t 18,600t

護衛型 15 1,300t 19,500t

新世代高速型 9 1,850t 16,650t

計 56隻 約88,350t

余裕を残して約105,500t枠内。

(旧型更新分や予備艦を含めても収まる)

---

7. 装備と改装方針

共通:

• ソナー・爆雷:

• 史実より早期・標準化。

• 対空:

• 25mm機銃を計画的増設。

• 通信:

• 英式手順・装備導入。

• 砲:

• 12.7cm砲は高角化改修(史実通り)。

---

対潜・防空の“基礎体力”が史実より高い。

---

8. 編成と運用

決戦部隊

• 特型+新世代高速型:

• 重巡・戦艦に随伴し雷撃。

機動部隊随伴

• 改良特型+高速型:

• 空母防空。

船団護衛

• 護衛型+旧型:

• 軽巡を司令艦に護衛群編成。

---

駆逐艦が

用途別に“使い分け”される海軍。

---

9. 英海軍との比較

•英国:

• 決戦型は少ないが護衛型が充実。

•日本 IF:

• 雷撃力は保持しつつ、

英に近い護衛能力を併せ持つ。

• 結果:

英日連合の護衛網は極めて強力。

---

10. 総括

このIF世界の

ロンドン軍縮条約下・日本海軍駆逐艦隊は:

総数:約55〜60隻

中核:吹雪型+その改良型

新機軸:護衛専用型駆逐艦の整備

精鋭:新世代高速型(陽炎型前倒し)

雷撃決戦の伝統を残しつつ、

護衛・対潜・防空能力を史実より重視。

つまり、

「決戦型の切れ味」と

「英式護衛の実務力」を併せ持つ、

条約時代としては非常にバランスの良い駆逐艦隊

になります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ