表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/1

~夢か召喚か転生か~

しばらく他の連載を書いています。そちらが完結したら、とりかかる予定です。

第一話  ~目が覚めたら鬼~


 何これ、なんの冗談よ?



「おい、産まれたぞ!!総大将の子供だ!!」


俺、どこに召喚されてんだ。ウケる。周りみんな鬼じゃん。


わらが敷き詰められた暖かい木箱のようなものの中に、俺は今座っている。


ぜってぇ、召喚された系。じゃなかったら、生まれ変わって鬼!かも。


感覚的には俺は俺のままだし。やっぱ召還かな。


なんとなく運命を受け入れてる俺は、現実世界がしょーもなすぎて、それはそれでありだと納得しかけている。


バイトにあけくれて寝る暇なくて。

めちゃくちゃ寝た~と思ったら。

鬼だらけ?何これ。

まぁ、ウェルカム雰囲気だし。

ん。いいや。


「ご子息ですぞ!」「うむ」


ほうほう。どうやらこいつが召還したのね。


「ご容姿が少し個性的ですな。角がありません。これは?」


「神が遣わした救い主かもしれません。」


「急激な進化を遂げた若様。」


ざわざわざわ。


角以外に俺に疑問はなさそうだ。

深く考えてもどうせわからんし。ま、なるようになるか。


あ、召喚じゃないか。産まれたとか言ってたし。

この総大将とか呼ばれてるおっさん(鬼)が父さん。


このモード面白そう。


面白そう。

面白そう。


あれ。


ここ。


俺の部屋?


ついたままのテレビが大音量で騒がしい。いつもの無理やりいい匂いに持って行った感満載の芳香剤の匂い。


「なんだ、面白い夢だと思ったのに。」


昨日の服のまんま。

シャワー浴びよ。今日のシフト遅番だよな。


昨日コンビニで買ったおにぎり、二個残ってる。

何で三つ買うかね。鮭、ゴマ鮭、いくら。牛丼食べれる値段じゃん。やっぱ食って帰れば良かった。


ふと枕元のシフト表に目をやると


{早番}田中正人


やべ~、今何時だ?ギリギリ間に合うか?!


Tシャツと靴下を取り込んだままの洗濯かごから引っ張り出して、転がるように飛び出した。






読んで頂いてありがとうございました!

評価頂けたら喜びます。次話も読んで頂けたら最高に幸せです。

ご指摘など頂けたら、すぐに対応したいと思います。

駆け出しですが、長くやっていきたいと思っています。よろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ