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『古森流小説の書き方講座(生意気ですいません)』〜参考程度にお考えくだせぇ〜



どうも、初めましての方もそうでない方も古森きりと申します。

性格は名前通りなのでお手柔らかにどうぞ。

さて、今作は古森なりの小説の書き方をご説明させて頂きたいと思います。

しかしまず注意して頂きたいのは、古森はあくまで趣味で小説を書いてきた者。

プロではありません。

なので本格的に書くので勉強したい、という方はお金出して勉強する事をお勧めします。

あくまで『書いてみたい気持ちはあるけど書き方が全く分からない』方へ向けて、古森なりの小説の書き方をご説明する場でございますので悪しからず。

古森なりの、です。

大事なことなのでもう一度。

古森の場合ですから、古森の場合。





【基本的な書き方編】


・台詞には「  」(カッコ)をつけましょう。

分かっとるわそんなこと、って言われそう。


・文章の最後に必ず「。」を付ける。


・キャラのセリフが途中なら「!」の後に空白を入れる。

例えば「◯◯◯! (←ここ)◯◯◯!」←セリフの最後に「!」が付く場合空白はいらないです。

「◯◯◯。◯◯◯」←セリフの最後「。」の場合は空白は不要。「?」や「⁉︎」や「‼︎」などの場合も空白を入れた方がいいです。

※「‼︎」や「⁉︎」は連発すると漫画的表現になり苦手な読者様もいるので控えると良いかと。

【追記】

古森、スマホのメモ機能で執筆するやや特殊例なのでどうしても空白が半角になっていたのですが、本来は全角空白を使用します。

最近のwebサイトは全角空白機能があったりするので……なぜもっと早く……と地面を殴っていたり殴ってなかったり。

つーかなろうさんの編集機能にも全角空白あるやんけー。


・文章とセリフの間には改行をオススメ。

たまに改行を入れない作者様もいますが文字が密集してて圧迫感パネェッス。

また、逆に改行しすぎるのもスカスカになって微妙。

一つのセリフを強調したい場合は二回くらい改行して一言! みたいな。私はそうしてます。


・「。」←まるを使用した場合改行する。

文章の最後なので、改行した方が分かりやすいです。


改行しなかった事で文字が密集し圧迫感を感じるのを解消出来ます。

長文の説明の時なども一区切り付けて改行すると読みやすくなるかと思います。

多過ぎると途中で目がしょぼしょぼしちゃう。

30とか50行改行も台詞もなくぶっ通しだと上記のように圧迫感パネェ状態になりますよ。

でも、書きたいことが多いのは良いことです。


【追記】

・三点リーダー。

『…』←これのことです。

古森、こだわりとかなかったので『…』をむっちゃ乱用してたのですが書籍化改稿中教わったのですがこれ、本来は『……』と二つ繋げてセットなのだそうです。

つまり二つ繋げた場合『…………』となる。

勉強になりました、今後気を付けまーす。


【追記】

・ダッシュ。

『—』←これのことです。

古森、これもこだわりとかなかったのですがこれも本来は二つ繋げてセットで使用するそうです。

こんな感じですね→『——』。

こう、セリフ中で「アホーーー!」と伸ばす時の「ー」(これは長音符というらしい)とは別物なので、使いどころは注意しましょうお互い。

長音符はいくつ繋げても自由ですが、ダッシュは二つセット!

そんな感じに覚えておきます。


・文章の初めに空白を入れるのは作文の書き方です。

例↓

 ある日、おじいさんは山へ熊狩りに。

お婆さんは川へ魚釣りに行きました。

※ただし、章のはじめなどに入れる方もおられますので間違いではありません。

見易くする為、区切りを表す時などに入れるのも良いと思います。

好みの分かれるところですね。

【追記】

ちなみに書籍化後の現在はいわゆる『行頭空け』は書籍としての『正式な形』と学びまして、そうするようにはしております。

でもwebでどう書こうが自由。

最近はなろうさんとかカクヨムさんとかノベプラさんとかの編集画面で『行頭下げ』機能もあるので、それでちょちょっと楽しちゃってもいいと思います。へへ!


・文章が長い。

アレです、上で書いたやつです。

表現したい物が多いのはよーくわかります。

そしてとても良い事です。

ですが、それならばあえて区切って書かれるのも一つの手ですな。


例→「赤いリンゴがカゴの中に入りバナナの横に苦しそうに追いやられているがその横のみかんもなかなかに苦しそうで、我が物顔のバナナはなおも天井に向かって突き出している」

……より「赤いリンゴがカゴの中にはいっている。だが、バナナの横で苦しそうだ。そして、みかん。みかんもバナナとリンゴの横で手狭そうにしている。だがそんなリンゴとミカンをよそにバナナは天井に向かってのびのびとしていた」

この場合「。」が付いたところを改行してみますと↓

赤いリンゴがカゴの中にはいっている。

だが、バナナの横で苦しそうだ。

そして、みかん。

みかんもバナナとリンゴの横で手狭そうにしている。

だがそんなリンゴとミカンをよそにバナナは天井に向かってのびのびとしていた。

だいぶ印象が違うかなぁと思います。

因みに例文の最初だと↓

赤いリンゴがカゴの中に入りバナナの横に苦しそうに追いやられているがその横のみかんもなかなかに苦しそうで、我が物顔のバナナはなおも天井に向かって突き出している。

お分りいただけただろうか……(心霊番組風)。

接続詞「だが」「そして」「しかし」など。

連続で同じものが続かなければわりとバレないです。

私はたまに気付かずやらかしますけど…えへへ。

というか我ながら例文がひどいな。


そしてこの逆も然り。

やってみますね↓


赤いリンゴがカゴの中にはいっている。


だが、バナナの横で苦しそうだ。


そして、みかん。


みかんもバナナとリンゴの横で手狭そうにしている。


だがそんなリンゴとミカンをよそにバナナは天井に向かってのびのびとしていた。



お分かり頂けただろうか……?

それでなくとも例文に厚みがないのに余計カスッカスである。

読み易いようにとの配慮だとしたら間違ってる。

これではレンコンかヘチマだ。

内容が濃ゆいのであれば頻繁な改行でソフトに見せるのも手法としてはありだと思いますが、それなら『強調したいもの』を入れたり『台詞』でワンクッション入れるのも手であります。

【追記】

昨今のweb小説は横書きが基本であり、改行はテクニックの一つとしてその存在を主張され始めています。

改行を増やしまくり(私から見ると)カッスカッスが好まれる場合もあるとの事。マジか。

また、約三行ほど書いて改行、三行書いて改行、がゲーム画面のようで見やすい説もあるそうです。

個人的には『誰かの見やすい改行、誰かの見にくい改行。そこに正解などない』と思ってるので自分が見やすいのが一番だと思う。

『改行増やしてください』は私もあるけど「知らんがな。私は私の書き方の改行が一番見やすいんじゃ!」……このくらいの気持ちで行きましょう。

だって三行改行とか、私の場合目が滑って小説の中身が頭に入ってこないんだもの。

ごめんね、無理。

つまり正解はない。

自分の好きに改行したまえ。

考えるな、感じろ。




【土台作り編】


さて、つまらない基本的な書き方を踏まえた上でいよいよ土台作りに入りましょう。

やる事が多いですが、あくまで古森のやり方である、ともう一度申し上げておきますね。

やり方は作者様次第だと思うのであくまで古森のやり方。

ここ大事。


・キャラを作る。

はい、楽しいところからやります。

我が子です。愛しいです。可愛さ余って憎さ百倍。

たまに我が子を愛し過ぎるあまり不幸にしまくったり悪者にしまくったりします。

よそはよそ、うちはうち。

しかし大切なのはキャラクターはその大多数が「人間」や「生き物」であるという事です。


古森の場合のキャラ作り方↓

①名前

②主人公or主人公との関係性

③容姿(絵心のある場合、キャラデザもしてみましょう。ない場合骨から人間でもいいです。キャラ同士の身長、身長差、髪色、瞳色、肌色、体格などなど)

④性格(古森の場合はざっくりこんな人、とか経歴だけ、とかバックグラウンドがっつりまで様々です)

※物語を書いていてなんとなく登場させたらお気に入りになる場合もあるので、あんまり深く考えずに登場させるのも一つのお楽しみ。その場合キャラぶれが起こり易いので注意は必要。

⑤喋り方(一人称、語尾、口癖など。出来るだけ被らないようにすると書き分けし易いですね)


因みに登場人物は多過ぎると地獄を見るので初めて書く場合は二人から四人程度にする事をお勧めします。


・世界観を作る。

物語の設定です。根幹です。

そして、多分ここで物語の全てが決まります。

現代世界の場合はあまり必要ではないのでファンタジーの場合を前提としてご説明します。

ただし、これも古森の場合です。あしからず。


古森の場合の世界作り↓

①その世界に名前をつける。

②世界地図を作る。

③大陸に国を作り、大陸、地方、国や街に名前をつける。

④ざっくりでもいいから世界の風景を決める。(この辺砂漠、この辺森……みたいな)

⑤世界の構造(魔物、剣、魔法の有無や、精霊等生態系や種族設定、国同士のパワーバランス、戦争の有無、世界情勢、などなど……とにかく思い付く全部)を決める。

決めてあることが多ければ多いほど、物語の厚みが増すはずです。

伏線も入れやすくなりますし、後から辻褄合わせみたいなことをしなくて済みます。

自分が楽に物語を書くための基盤とお考えください。

ただし、ざっくりでも大丈夫なお話を書く場合は不要です。

せいぜい洋風、和風、中華風、その他! みたいに読者様が想像しやすい感じにすればオーケーではないでしょうか。

ダンスパーティーの会場で始まって終わる、とかなら世界観は洋風で、場所はダンスホール。

はい、設定終わり。

…まあ、つまり世界観作りはこんな感じですね!



土台はざっくりこんな感じです。

多分、私はしつこいくらい下準備をしてからプロットへ移るのであまり参考にしないで下さい。

また、現代世界が舞台の場合はフィクション、ノンフィクションに関わらずリアルにご迷惑をかけない程度の配慮をお忘れなきよう。

その街を盛り上げよう的な話なら尚の事、下準備はがっつりやったほうがいいですけどね……そんなん書く人いるんか……?


ちなみにどうでもいいですが「なろう」様のジャンルでハイファンタジーとローファンタジーというのがあるのですがガイドラインによると……。

『ハイファンタジー』→ガチ異世界。

『ローファンタジー』→現代世界に近い異世界。

だ、そうです。

古森はガチ異世界派ですね。

水守三兄妹の世界は『ローファンタジー』に属すって感じでしょうか。




【プロット作成編】


土台が出来たらいよいよストーリーを作ります。

プロット作りです。

人によって様々ですから自分のやりやすい感じで大丈夫ですよー。

紙に書いても良し、頭の中だけでも良し、むしろ考えずこんな感じでいいやー、でも良し。

……古森は全部なのでこればかりは説明が出来ません…。

紙に書き起こすやつもあれば、頭の中のみやつもありますし、キャラに全てお任せして行き当たりばったりで書いてるやつもあります。

共通するのは『起承転結』は付けるよう心掛ける、です。

作者の性格が現れる系なので深く考えずやりやすいやり方をやればいいと思います!


冒頭、書き方に戻る。

以上。




どうでしたでしょうか。

あんまり参考にならなかったらすみません。

そもそもなにを偉そうに小説の書き方なんぞ説明してんだテメェ、って感じですが、よ、良かれと思って…!

というか、ただ単にもっとたくさんの人が小説を書けたら楽しい物語も増えるしお得じゃん、っという欲望からで……他意はありません。

それに大事なのは「自分が読みやすい」事だと思います。

自分が読み易ければ人様から見ても読みやすいはず…、…多分。

知識がないとか、漢字が苦手とか、文法分からないとか、それらは後回しでとりあえず書いて自分で読んでみてはどうでしょう。

おかしいと思ったら編集したり、調べたりすれば良いですし。

古森も未だに間違えますし……きっとこの中にも誤字脱字があるんだろうなぁ…。

五回くらい読み直してチェックしてもご指摘頂くので、校正の資格が欲しい…! …と願い続けて五年くらい経ってますけどね…。

そう、書いたら自分でチェックしましょう。

恥を少しでも減らすのです…!


で、是非古森にも読ませてください。


おっと、欲望が…。

…ここに書いた事が全てではないですけど、古森の場合はざっくりこんな感じです。

お金のかからない参考程度にお考えください。

自分が楽しければそれで良いのです。

多分、人様から楽しんで頂けるのも嬉しいし、ありがたいし、幸せな事ですけど…書き手の本質は自己満足の自給自足の生活です。

自給自足のものが他者様からの需要と化した時、それが評価になるのでしょう。

以前、俳優の方が言っていた言葉があります。



「物語を生み出すことは才能だ。出来ない人間は絶対に出来ない」



物語を生み出す才能があるのに、それを表現する術がないのはもったいない。

小説でなくてもいい。

漫画でも絵でも、とにかくなんでもいい。

生み出せる事は才能なんです!

たくさんの物語を生み出す才能が開花しますように!













古森でした。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 良いところしかないです。 [気になる点] 本当に無いです。 [一言] これを参考に小説を書いてみようと思います。
[一言] ありがとうございます。小説を書いていたんですが久々に書いてみたら支離滅裂になっていたから参考になりました。 私はノリで書いている人間ですね。キャラはできるだけ濃くしたいと思ったんですがなかな…
2019/04/12 22:53 ラファエル
[良い点] 。の付け方は一緒だなぁ。 だけど、キャラや舞台の設定をほとんどやらない僕。 僕の方が特殊なんだろうなぁ。 200話になっても、主人公は髪の色が決まっていません。笑
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