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星狩りのレプタイル ー邪眼の蜥蜴と夜空の英雄たちー  作者: 若槻味蕾
第4章「天馬騎士と氷の獅子」
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45. BURNING DOWN THE CITY



 その日、柚葉市は氷に包まれた。



 木々も、家々も、街の北部に連なる山々もすべて。


 無論人も同じだ。道行くサラリーマンも主婦も学生も、乳離れもしていない赤ん坊も、すべてが直前までの姿のまま氷の彫像となった。

 街を隅々まで()めつくした青い炎は一瞬にしてすべてを凍らせ、極寒のゴーストタウンに変えてしまった。今もまだ町の隅々には炎が燃え残っている。時おり新たな獲物を見つけては襲いかかり、燃え広がり続けている。


 死の影に包まれたこの街で――怪原家の面々は、"英雄"は、果たして生き長らえたのか。それとも命を散らしてしまったのか。

 なれど、これはあくまで端緒(たんしょ)にすぎない。

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― 新着の感想 ―
[良い点] なかなかに絵的にヤバい……
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