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星狩りのレプタイル ー邪眼の蜥蜴と夜空の英雄たちー  作者: 若槻味蕾
第6章 第1節「黄道十二星将」
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125. 神々の思惑・問

「なんか大変なことになってきたな……」



 アンドロメダは物置きに閉じ込められた。脱走に利用できそうな物は別の部屋に移して、時折交代で様子を見ることになった。そうした準備を終えた理里は、今はベッドで横になっている。


(しかし、敵が俺を危険視してるって話は本当なんだろうか)


 恵奈の推察が正しければそういう事らしい。ヘラクレスを倒したことで、神々もいよいよ本腰を入れてくるのだと。


 今まで神々は、十五年も行方が分かっていない父・テュポンの手がかりとして怪原家を疑っていた。しかし今後は怪原家自体……いや、理里が神々の脅威として狙われることになる。


(学校に通ってる余裕ももうなさそうだ……悠長にひとりずつ襲ってくることも無くなるかもしれない)


 十五年も行方が分からない者を探すという、いわば窓際業務のような状況とは話が違う。理里は神々にとって、今ここに存在する脅威なのだ。それを排除するのに投入される戦力も、戦い方も、今までとは変わってくるだろう。


(もしかすると、ある日突然消されるなんてことも……)


 柚葉市が凍結した時や、折邑紫苑が行方不明になった時に、神々の力の恐ろしさの片鱗を見た。凍った街全体を元通りにし、人ひとりの存在を完全に消し去ることができるのが神々だ。そんな存在とどう戦えばいいのか……


(……いや、そもそもどうして神々は俺達に直接手を下さないんだ?)


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