第0話 プロローグ
こんにちは、Zonoです!
初投稿ですので、温かい目で見守ってください(笑)
次話からもご観覧していただけると嬉しいです(^^)
世の中には、「神童」や「天才」などと呼ばれる周りの人間よりも何かしらの才に秀でている、恵まれた人間が存在する。
そして、その天才と呼ばれる者達は、大抵大きな事を成し遂げて世に名を残して去って行く。
だが、ここで意義を唱えたい。
天才という言葉に対して、前述したイメージを持つのは自由である。大いに結構。
文句があるのはそこではなく、
「天才=結果を残す」
「天才=思ったことはなんでも出来る」
などという勝手な思い込みをすることである。
思い込むならまだいいだろう。
一番やってはいけないのは、周りがそのイメージを押し付け、
「あいつは将来すごい事を成し遂げそうだ。」
「あいつは天才だから俺たちとは違うんだよ。」
などと言って無意識に対象へプレッシャーを与えることだ。
天才と呼ばれる側に立って考えてみればわかるだろう。
自分は凡人だと思って普通に暮らしていた日常が、周りから天才だと呼ばれることによって、今までしなくてよかった努力を強制され、壊される。
挙句の果てにはその努力の結果が出ないわけがないと、根拠のない自信を周りから押し付けられ、結果が出ないと失望される。
そうして影で負った傷を知らない当事者たちは、本人を前に口を揃えて言う――
「やっぱりお前は天才だよな!」
0話だったので登場人物などは出てきませんでしたが、次話から早速本編に入っていきますのでぜひご観覧ください(^^)/




