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今から半年ほど前のことである。


世界中で小動物が凶暴化する、という事件が報じられた。凶暴化した小動物たちは皆、異常な力を持ち、その駆除には膨大な資金が必要となった。


謎の小動物の暴走、その原因を探っていた研究者たちが発見したものは既存のどの法則にも則さない新たなるエネルギー、「魔力」の存在であった。



20○○年6月

大阪某所 正午前

とある商店街、古い喫茶店、窓際の席。


ソファに深く腰掛け冷め切ったコーヒーを口に運ぶ女性が一人。彼女の目線は手元のスマートフォンに注がれていた。



(「魔力について、依然詳細不明。」「魔力によって凶暴化した動物を”魔物”と命名」「【悲報】俺氏自宅、魔物ネズミの巣窟と化す。」、、、めぼしいもんは特になし、か。半年たってもろくな事わからんなぁ、、、。)



彼女は影山歩美。近くの大学に通う学生である。

今日も今日とて自主休講にいそしむ彼女は行きつけの喫茶店でよく煮詰まったコーヒーをすすりながら魔力について報じるネットニュースに目を通していた。


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