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2話 些細な
誕生日会。それは楽しいことだけど…
1話 些細な
ー小学時代ー
はやと『清元なんか臭わね?』
みか『やだ〜汚いー』
そっそう?
はやと『くせーよははは!』
俺はショックだった。決して風呂に入ってないわけではない。ただみんなが使うボディソープも買えないし、洗剤も匂いがないやつ。しょうがないことなのだが
俺は今にも泣きそうなくらい
嫌だった。
そんなこともあったけどまあまあ仲良くていじめられたりはしなかった。
季節は夏、8月は俺の誕生日。
それと同時に誕生日会の季節もやってきた。みんなは喜ぶが肝心の自分は嬉しくもなかった。
はやと『夏休みはさ、清元の誕生日会しよ!』
かすみ『それ賛成!』
こうき『楽しみー』
みか『じゃあ清元君の家ねー!』
毎年こういう流れ。
家は、木造のアパートでボロい。
トイレ、風呂はあるが
シンクなんかさびだらけ。
あと母がなんて言うかわからない。
よし、やめよう。
夏休みはずっと旅行に行くことにしよう。
それならみんなはこない。
そう決めた。
ある日のことだった。




