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いつもダンジョンに居ます  作者: ねむねむぴよ
第二部 王国の食指
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57回

 美味しい所をゴッソリもっていかれたケレブレシアが気を取り直し、口上を述べ合い一応の幕となる。


 グレゴリアルからの会談要請に対して、セルジオは「なんでまだ話すことがあるの?」と言った風に目を白黒させる為、彼女が替わりにグレゴリアルからの会談要請に了承の意を伝えた。


そして、これより食堂で昼食を取りながらの会談を行う、舌戦の舞台に移動するのだった。



 「お主はまったく・・・」「セルジオちゃんも、やるじゃなぁい?」

 「うぇ~ぃ!セルジオ、大金星じゃん!」

 「中々でしたよ、セルジオさん」「すごいですセルジオさん!」


 と皆が、ほめてくれるのが良くわからないセルジオ。

 その横にいる男前エルフは顔が暗い。


 何かブツブツと独り言をいっている。

 「折角の私の見せ場・・・・・

 クディの奴ばかりいい目をみて・・・

 私も、レラ殿と一緒の時間を・・・・くそぉ!」

 拳を握り締め地蹈鞴を踏むケレブレシアは、少し涙ぐんで腐っている。


 「まぁ、最初の面通しにしては上出来かしらぁ♪」

 クーリンディアドがセルジオの肩叩き労う。

 「この後、食堂で膝を付き合わせた折衝に成るのだけど、男をみせなさぁい!」

 「はい! クーリンディアドさん、お力添えお願いします」

 「任せて!代金は1ジードでいいわよぉ♪ それと、クディって呼んでいいわよん!」

 謎の単位が現れた。


 「は、はぁ・・・ありがとうございます。クディさん、報酬の件はジードに相談しておきます」

 横でジードが既に固まっている。

 「私も、レレかレシアとでも呼んでくれ当主殿!」

 レェブラーシカに慰められかなり上機嫌の男前エルフが胸を張って言う。


 「じゃぁレシアさんで・・・・先ほどは口を挟んでごめんなさい」

 「ん?!、あぁ・・・・過ぎた事だ、良い方向に向かっておる!気にするな!」

 一番気にしてそうな彼女に言われ、苦笑いするセルジオだった。

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