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いつもダンジョンに居ます  作者: ねむねむぴよ
第一部 一章 墓守始めました
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27話 

 朝早く村長がやってきた。


 「セルジオおるか?」

 「はい!」

 「ふぁ~ぁ・・・村長さんおはようございます」

 セルジオは既に家畜小屋を掃除して畑を見回った後だが、ニーニャがファンシーな寝巻き姿で起きてくる。


 「・・・・セルジオやただれた生活は行かんぞ?!」


 「はぁ・・・・台所の土間で寝起きする生活が、爛れているのでしたらそうです」


 「・・・・そうか、少し不憫じゃの。いや、安心した」

村長の眼差しが、可哀想な子を見るそれに変わる。


 「で、ニーニャはセルジオの家に入りびたっておるのか?!」

 彼女の?ベットの様子をみて嘆息する。


 「ニーニャ、わしの家に来んか?」

 「えぇ? お宝多すぎで持ち歩き(できれば触り)たくないのですが・・・・」

 宝石の類を合わせると、既に金貨数億枚分の財産が店の金庫に厳重に保管(隠)されている。


 「まぁ、過ちを起こさなければ、わしは構わんがのぉ。

 セルジオ、もしもの時には責任は取れよ?」


 「あの何の事を言ってるのか分かりませんが、心に留めておきます」


 何故かニーニャだけが顔を真っ赤にしてモジモジしている。

 紛らわしいので、何とかして欲しいと思うセルジオ。


 「そうだ、セルジオの借金を一気に返済しようと思うのだがどうだろうか?」

 「・・・・返せるのですか?」

 「うむ、いま半分くらいの所かの。たぶん、半月もせんうちに目処が付きそうな勢いでのぉ」

 「うんうん、セルジオさんの稼ぎハンパ無いですからねぇ」ニーニャも頷く。


 「あ、村長、猶予が有るのでしたら手狭なので家を改築しようと思うのですが、いいですか?」

 「そうか、年内は大丈夫じゃの、増築だな・・・・ジードには言ったのか?」

 「えぇ、依頼する前に村長にお話してからと思いまして」

 「うんうん! 建替えしないと!手狭で私の部屋が無いのは困ります!」


 ニーニャが俄然やる気を示しているが、彼女の家ではなくセルジオの家である。


 「そうか、新築となるとそこそこ掛かるの・・・・」

 諸兄等は気が付いていると思うが、話が新築に変わっている事にセルジオは気付いていない。


 「よし、わしからジードの親御にも言っておこう」


 こうしてセルジオの考えを他所よそに劇的ビフォ何とかが、なんとなく開始されゆく。



 「あ、そうそうセルジオ、お前の借金が返し終わったらのぉ。

 わしは村長辞める事にする。での、お前の家でわしを雇わんか?

 まぁ返事は後でいい、考えておいてくれ」


 返事も聞かず爆弾発言を残し去っていく村長に、二人は呆然と立ち尽くしていた。 



・・・・

これ迄の記録(資産が膨らんできましたがセルジオはよく分かっていません)


 ダンジョン探査 21日目

 潜入階層不明


 名前セルジオ:年齢18歳:男性

 職業:墓守兼農夫

 埋葬者数 543 回収遺体 541


 装備

  墓守の石鋤いしすき

  死者を埋葬するために使用すると魂魄が強くなる。


 夢現ゆめうつつのメダリオン

  ダンジョンの通行書を兼ねている。

  魔法の罠は動かない。


 村長預かり

 ※通貨イメージ

 豆金貨一万円・銀貨千円・銅貨100円:金属価値で比例した大きさと判断下さい。


 所持金:精霊銀貨12枚 約12億円相当

金貨多数

 宝石(時価):大粒のダイヤ

        大粒のサファイア

        大粒のルビー


 ニーニャ預かり

 ゴダールの硬貨 金貨 30枚

         銀貨 15枚

         銅貨 28枚

 素早さの指輪 3個

 回復の指輪  2個

 力の指輪   2個


 未鑑定

  死者のサークレット5個

  死者のネックレス 8個

  死者の腕輪    5個

  死者のイヤリング 7個

  死者の指輪   23個

  死者の宝石   12個

  死者のナイフ   2口(握りは朽ちており刃のみ)

  死者のスタッフ  1本(木と金属の様な素材だが朽ちていない)

感想 評価など おまちしてます。

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