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いつもダンジョンに居ます  作者: ねむねむぴよ
第二部 王国の食指
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79話


 ダンジョンの悪霊憑きのせいで、ここ一週間ほどダンジョンに潜れていない。

 セルジオは死んだ魚の様な目をして子守りをしながら敷地内を徘徊していた。


 仕事が無いのだ。

 そんなプーなセルジオの事はお構いなしに、家の周辺の開発は3交代制の24時間突貫工事だ。


 今までにどこにこれだけの人が居たのか?という程、屋敷周辺には人が溢れ、建築工事に道路整備、区画を区切りどこの街ですか?と聞きたくなる街並みが姿を現している。


 そうなると、交代明けの職人たちが24時間ひっきりなし利用する施設もフル稼働なわけで、村に限らずセルジオ家の食堂も一般開放され入れ違い、互い違いに人が出入りする。


 最初の数日、手持ち無沙汰であちらこちらに顔を出す。

 まずはニーニャのところへ、ケンモホロロ・・・・読み書きが出来ず専門知識もない彼は邪魔にしかならない。

 元村長の所も同じく、来訪者の面談やなにやら難しい折衝は苦手。尻尾を巻いて逃げ帰る。

 複数現場の工程管理でどこにいるか解らないジードは、当然捕まらない。


 レシアを見つけて声を掛けるが、治安維持で殺気立ってる彼女の元も怖くて近寄れない。


 クディも貴族や教会関係者と高度に政治的な話をしているのか、内容がチンプンカンプンで側にいても寝てしまいそうになる。


 で、レェブラーシカの所に行くが、配膳や給仕役が出来る程接客に向いていないので無理。


 気が付けばリリルとダンゴ虫を探す現在となる。


 「はぁ・・・・」

 「セルジオ兄ちゃん? ため息つくと幸せが逃げるよ!」

 幼女から諭されるセルジオだった。

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