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天球/霹靂

あるとき 海は涸れて

稲妻とまぶたが元どおりにひっつく

ごみ捨て場の水溜まりから

滑りおちる空の事象

そして残された玉座を

ほとばしる雲の流れがくつがえし

裏返しの世界では

さかさまの地平線が胸まで浸してゆく

神様のなかの空洞で 砂ぼこりが舞い

花の子供たちの白いからだが

水晶でできた手のひらを渡って

星が突き刺さる風葬の洞窟に横たわるとき

ふたたび 海は地球儀に拡がるだろうか

玉座は不在のまま 渡り鳥の羽根を積もらせているか


**********




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