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また遅刻

そろそろ更新間隔を開けるか少し休んで書き貯めするか


感想待ってます

 私は今、昨日買った仮面を付けギルド前に来ています。

 もちろん普通の物を買いました。コレに決まるまで色々と試着をさせられたの大変でした。皆さん面白がって変なものまで付けさせようとするんですから。


 十時から登録説明会をするとのことなのでそれに間に合うように来ました。


 やはり物語によくあるように絡まれたりするんでしょうか。少し楽しみです。

 開け放たれた広めの入口を抜けるとギルドの中は冒険者がそこそこ居ました。

 彼等は掲示板で依頼を探したりいくつか置いてあるテーブルで話し合いをしていましたが、すぐこちらに気づき視線を向けてくるんですが、そのままそれぞれの用事に戻ってしまいました。


 あれ? 何も起きない? おかしいなココは絡んでくるんじゃないんですか?「子供は家に帰りな」とか「女が来る所じゃねえ」とか言われると思ってたのに拍子抜けです。


「マリーが思ってるようなことは起きない」


 マールさんにカウンターへと引っ張られながら言われます。

 もしかしてそんなに分かりやすく顔にでてたのかしら?


「後で説明があるから。今は受付を先に済ませる」


「はーい」


 カウンターに居た職員に冒険者登録しに来たと伝えると必要事項を記入してくれと紙とペンを渡された。

 名前や生年月日、年齢、出身等を記入し職員に返すと二階に会議室があるからそこで時間まで待っていて欲しいと言われた。

 部屋には数人の少年少女が居たがこっちには寄ってこない。多分人見知りかな。




 説明会は特に目新しいことは無かった。マールさん達に聞いていたことも多いが、本に書かれていた事の説明が少しあったくらい。後は貴族向けの説明も少し。

 残るよう言われたときは何か知らないうちにやらかしてしまったか?と思ったが関係なかった。


「仮面についての説明ですよ」


 女性職員は不安に思う私に気づいたのか優しく声をかけてくれた。

 なんでも仮面の冒険者は家を完全に出ていない冒険者であると。

 そのためふつうの冒険者向けには絡んで地位による復讐等がないように目印であると注意し、逆に貴族には政敵に知られないように、もし冒険者をやっている事を知られたら最悪政敵に家を潰されるかも?と言ってつけることを義務化しているのだそうだ。

 ちなみに仮面を変更出来ない理由は文字通り貴族冒険者の顔となるので「知名度をあげる」「顔を売る」と言った場合コロコロ変えられるとわからなくなるからなんだと。


「周りからの評価を気にしなかったり、変更したことを自分で周囲に広くお知らせするなら変更してもかまいませんよ」


「へーそんな理由があったのですね」


「もちろんギルドカードにも着けてる事は記載されるのでどこの支部でも問題ないです。

 ただ最初は他の冒険者から距離をとられるとと思います」


「様子見されるってことですね」


 あーやっぱり地位を振りかざすワガママ貴族が居るんだろうなー。


「ちなみに最新情報なんだけど王子が仮面なしで冒険者登録したんだって。

 しかも平民と間違われたのか下っ端な冒険者に絡まれて身分を振りかざしたとか」


 貴女もあんなのが婚約者で大変ねって、何やってんですか王子ーっ!?


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