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拍手―魔王とナカバの四方山話 15~21

◆◆◆15~21 「夢十夜?な話」


魔王とナカバの四方山話 その15


「オレのターン。ドロー『淹れたてコーヒー』!

 この『淹れたてコーヒー』三枚を使って『魔王デュラン』を召喚!」

「何ぃっ?!」

「くらえ、『無駄美貌の輝き』!」

「そんな、声まで変わって?!」


「……って夢を見たんだけど」

「興味深いな」



 多分ナカバはアンコモン扱い

 そして珈琲三杯で召喚されちゃうレアカード




魔王とナカバの四方山話 その16


「ナイトをに置いてこれで詰み」

陛下キング、御覚悟を」

「おや、ナイトであるお前が私に剣を向けるのかセシェン」

「これもゲームの理でございます」

「成程……では、その心意気に免じて遊んでやろう」(と、衣の裾からちらりと足を見せ)

「へ、陛下?」

「さて……(と、腿のホルターからハリセンを引き抜き) 空の果てまで飛んで来い」(スイング)

「は? うわああああぁぁっ!」

「まだまだ甘いな……」


「……って夢を見たんだけど」

「俺が言うのも何だが、そのゲームは勝てるのか?」



 王が最強のチェス




魔王とナカバの四方山話 その17


「そうするとここに黒を置いて、そうするとこことこことここが黒……っと」(ひっくり返し)

(パタン、と勝手に白に戻り)

「あれ? よいせっと」(ひっくり返し)

(パタン、とまた勝手に白に戻り)

「……何これ」

「(俺は白以外になる気は無い)」


「……って夢を見たんだけど」

「……言っておくが俺は白以外も身につけるぞ」

「え? 嘘っ?!」



こんなオセロは嫌だ。




魔王とナカバの四方山話 その18


「ほっ」(台の上にベーゴマ投げ)

「……やっぱ魔王のコマは安定感違うなー」

(急に向きを変える)

「ん?」

(自ら勝手に台を降りる)

「をい」

(そして何処かへ行こうとする)

「待てやコラ、あ、ちょっと、待てよ!」(何故か微妙にキ○タク風に)

「(何やら向こうに興味深いことが……)」(フラフラと勝手に移動)


「……って夢を見たんだけど」

「非常に共感を覚える話だな」



 興味を覚えたら仕事もそっちのけ。




魔王とナカバの四方山話 その19


「あいたっ!」

「……大丈夫か?」

「あ、うん。平気平気」

「それにしては異様な速度で縮んだように見えたのだが」

「あ、これか。問題ないって。ほら、このキノコを取ればあっという間に元通りー」

「1UPか……」


「……という夢を見なかったのだが」

「……いやみかこの野郎。俺は類似ですか」



 毬男ではなく類似のほうらしい。




魔王とナカバの四方山話 その20


「だんだんだだーん 減ってゆくー

 だんだんだんだーん 縮んでくー」

「……医者に相談、か?」


「……という夢を見なかったのだが」

「いやみか! いやみだろこの野郎!」(胸倉掴んで揺さぶり)



 間違っても年頃の男性の前で歌ってはいけません。

 お医者さんに、相談だ~♪




魔王とナカバの四方山話 その21


「ところで、デュランって九頭身だよな」

「ん? まぁ……大まかに言えばそうだな」

「良いなー、オレも九頭身なってみたい」

「その身長でなっても不気味なだけだと思うが」

「……」

「分かった。今のは俺が悪かった。だから蹴っても良いから涙目になるな」

「……」(げしげし)



 でも140cmの九頭身はやっぱり変だと思います。



 

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