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この作品は処女作です。
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オギャーオギャー
俺(生まれたて)は元気にないています。…どうしてこうなった。
わた…いや今は俺か、は最近80歳になったばかりのばばあだった。
そう、特にどうするでもなく、立派に育った子供達とこれからの人生が楽しみな孫がまだやんちゃしていて孫の晴れ衣装見られるかなぁ〜と考えている時間だけは一杯ある知識だけ増えてくばばあだったんだ。
しかし、お金目当てであろう強盗に刺されて亡くなったはずだ。
なのに…何の因果かは知らんが刺された痛さが無くなった後、途端に目の前が明るくなった。
あぁ〜あれか、最近孫達が異様に勧めてくるほらあれ…そう異世界転生とか言うやつ自分がなるとは思わなかった。
何やら異世界転生とやらは天ぷら?やらインフレ?みたいなものがあると言っていたがばばあになると頭の容量が少なくなるのかちっとも覚えとらん。
その後、ごたごたしとったがママさんパパさんをみて立派に育った子供達を思い出して生暖かい目をしてしまった。
しょうがないよね。
子供達よりちょっとばかし若い見た目でいちゃついてるんだもん。
まぁ、もちろん子供がそんな目をしてるのが珍しいからかママさんパパさんからは変な目で見られましたとも。
そして、改めて自分の状況を思い出してみると下半身に違和感があったんだよね…そう、男児になってしまったみたい。
いや、そこは女児であれよ。
確かに長年連れ添った爺さん送り出すとき俺も一緒に戦えたらって何度も思ったよ。
でも、何十年も前の話だよ。
今願い叶えられても爺さんいなかったら意味ないじゃん。
これは…あれか、神の時間差的な。
こうなったら仕方ないいっちょこの世界で今度は守られる側じゃなくて守るほうになれるように頑張りますかっと。