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教え7 計画立案ですか?

「良いですか?」


「………はい」


お父様は目を白黒させてますね。お父様だけではなく、お母様たちや姉妹も驚いています。私が強引に話をすることは少ないですから、驚く気持ちも分かりますよ。ただ、少し驚きすぎな気もしますね。

もう私の教祖生活は始まってしまったので、これからは私の強引さにも慣れて頂かないといけないのですが。


「それならば私は本格的に計画を練りますので、しばらく部屋で考え事をさせて頂きますね」


「あ、はい。いってらっしゃい」


私の言葉にお父様が反射的に返答しますが、それ以上は出来ず、ただ呆然と私の背を見ています。他の4人の家族も同じく。私の背中を唖然としながら見ているようですね。

レベルが低いですね。対応が遅すぎます。これでは、教祖さんにだまされてしまうのも仕方の無かったことでしょう。私が行動をすることで、慣れて頂けるように祈っておきます。

魔王様に。


などということがあり、私は一瞬にして(?)家の中で変な子扱いされるようになりました。本当に計画を考えているので部屋にこもりきり、とは言っても家族が呼びに来れば出てくるので、そこまで心配はされなかったようです。もちろん、教会銀貨が売られることもなく。

そして、ある日私は、いつものように部屋から呼び出され、家の手伝いを。今日の手伝いはお買い物だったのですが、


「………あっ。嬢ちゃん。久しぶりだな」


「ああ。信者第1号の方。お久しぶりですね。お元気でしたか?……その格好から判断させて頂くと、元気そうですが」


路地で私にナイフを向けてきた方と出会いました。ただ、見た目は激しく変わっています。全てに絶望した目は、やる気で燃えていて、格好もボロボロな服から、綺麗なモノへと替わっていました。お父様の普段着よりも高そうです。

成功しているのも分かりますし、現在の生活がとても充実していると言うのも伝わってきます。


「嬢ちゃんのおかげで、俺は凄く成長できた。もう感謝してもしきれねぇよ!」


「そうですか。それは何よりです。……しかし、感謝は私ではなく神にしてくださいね」


「おっと。そうだったな。すまんすまん。………と、それで言えばお布施はどうすれば良い?神のおかげの分をって話だったから利益の1割くらいを取り敢えず用意したんだけど、ちょっとここまでに持ってくるのは難しくてな。嬢ちゃんの家に持って行った方が良いか?」


おっと。持ってこれないほどのお布施をして頂けるようですね。最初の方がこれほどの成功をしてくださったのは喜ばしい。良いスタートです。きっと、これも魔王様のおかげでしょう。後で、しっかりと祈りを捧げておかなければなりません。

まあそれは良いとして、お金を払って頂く先が必要なわけですね。


「私の家に持って頂くのはやめて頂けると嬉しいです。私の家族に説明が出来ないので」


「え?嬢ちゃん、家が教会に反発してるところじゃないのか?」


「ええ。我が家は、一般的な家ですよ。神への信仰心は、一切の疑いようがないですね。ということで、他の所に移す必要があるのですが、今回はいいでしょう。そのお金は、全てあなたのモノにしていただいてかまいません」


「えっ!?」


信者第1号さんが驚いて、凄い目で私を見ています。信者第1号さんと呼ぶのは長いので、1号さんと頭の中では呼ぶことにしましょう。

………ああ。前世の方の1号さんは、元気にしてるでしょうか?少し懐かしいですね。

と、懐かしくなるのは良いですが、1号さんに説明しなければ。


「ただその代わりに、そのお金を使ってとあることをやって頂きたいのです」


「ん?勿論構わないが。……一体何をするんだ?」


「あなたにはとある物を買って頂きたいのです。相場より、少しだけ高値で」


「ふぅん?」


1号さんはよく分からないといった表情で首をかしげられます。ただ、すぐに理解して頂けることでしょう。

私が、しっかりと利益を出す仕組みを説明するので。


「………なるほどな」


「理解して頂けましたか?」


「ああ。もちろん。…嬢ちゃん、本当に凄いな。これだけのことを教えて貰ったんだから、帰ったら神に祈っとかないと罰が当たりそうだ」


1号さんも、信者としての自覚が出てきたようですね。素晴らしいです。私もこの成長に感謝し、神へ祈りましょう。

……と考えていたら、いつの間にか良いお時間になっていたので、1号さんとお別れします。1号さんの成長で嬉しくなりながら帰ると、家の前に数人の人が集まられていました。


「……あっ。フェルルゥ~。お帰りなさぁ~い」

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