説明、影の者
2020,9/25 添削
初っ端から登場しちゃいます。 神様です。 早くも言うことがなくなってきました。
さぁ! 前回言ったように魔術の説明をしてあげようかな。 楽しみにしていただろう、そうだろう。 うんうん。
早速始めたいと思うが……何から説明しようか。 全く考えてなかった。 取り敢えず種類からかな? そうしよう。
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魔術には大きく分けて2種類あることはもう知っているだろう。 『白魔術』と『黒魔術』の2種類だ。 この世界の殆どの魔導師は黒魔術を司る魔導書を所持している。 (以下、其々を黒魔導書、白魔導書と記す)
抑、黒魔導書と白魔導書は何が違うのか。 実際の所あまり変わらない。 白魔術だろうが黒魔術だろうが使える魔術は殆ど同じなのだ。 少しの固有魔術があったりするくらい。 だが、決定的に違う点がある。 其れは、魔術のレベルだ。 白魔導書に記されているのは誰もレベルの高いものばかり。 その為、選ばれた者のみが手に出来ると言われているわけだ。
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取り敢えず簡単には説明したわけだが、次は魔術の種類かな。 やっとだね。
という事で種類の話になるが…… なにぶん種類が多くてね。 下級魔導師が使う魔術を少し紹介しよう。 説明じゃなくなっちゃったな。 まあ取り敢えず聞いてくれ。
因みにこの『〓』と言うマークは場面が変わる的な感じで思っておいてくれ。 変わってない時もあるけど…… まあ気にするな。 そんな感じだから。
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今回は、下級魔導師の黒魔術について少し説明しよう。 まずは系統について説明していこう。
下級魔導師が使う魔術(以降、フライアーテと記す)には、『回復』 『炎』 『水』『雷』 『時間』 『人形』がある。 その内の人形系統は、黒魔導書の固有魔術である。
ー回復系統ー
回復系統術の最低ランクは『ハイドウ』と呼ばれている。 これはフライアーテに限らず使う事が可能である事が多い。 最大ランクはIIまで。 表記として。『ハイドウ』→『ハイドラー』
術効果はHP回復。 術を唱える事で発動。 ハイドウは、最大HPの約20%を回復する事ができ、ハイドラーは最大HPの約50%を回復する事ができる。 フライアーテではハイドウまでが通常だが、所持者のレベルによってはハイドラーも使用可能である。
フライアーテでは2段階までだが、最大術ランクはVIIIである。 多く感じるかもしれないが、その通り。 魔術の種類が多いのだ。本当に。
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説明中に失礼。 神様だ。 ここから暫くは魔術の説明、其れもフライアーテの説明で出た残り5種類全てだ。
私もそこまで鬼畜ではない。 もし面倒くさかったり興味無かったら飛ばしてくれても構わない。 かなり先にストーリーがあるはずだ。 勿論、私的には全て見てくれるのが理想だ。 否、願いだ。
まぁ決めるのはキミだ。 もう口出しはしないよ。
それじゃあ、続きを見てやってくれ。
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ー炎系統ー
炎系統術の最低ランクは『フラム』と呼ばれている。 黒魔導書は炎系統術がほんの少しだけ強い傾向にある。 最大ランクはIIまで。 表記として、『フラム』→『エクスフラム』
攻撃タイプの術で、炎を使った術で、唱えると手から出現する。 指先など、手であればどこからでも出せる。 爆発等はなく、簡単に言えば術発動時に出現する炎だけでの攻撃である。
フラムの場合、手の平サイズの炎を出す事ができ、火力調節は可能である。 最大で手の平から約30cm程度の炎を出す事がで出来るが、火力を上げると魔力消費量が比例して大きくなる。 敵にヒット時にダメージを与えると同時に炎は消滅する。 他に目立つ効果はない。
エクスフラムの場合、フラムと効果は殆ど変わらないが初期火力が上がり、約2倍程度である。 使用者によるが、両手じゃなければ発動させる事が出来ない事がある。 フラムと同様に火力調節可能でヒット時に消滅する。 大きさは1.5倍程度上昇する。
最大術ランクはVI。 上位ランクに全体攻撃のものがある。
ー水系統ー
水系統術の最低ランクは『ヴァーム』と呼ばれている。 水系統術は炎系統術とは反対に白魔導書の方がほんの少しだけ強い傾向にある。 その為か最大ランクはIである。
攻撃タイプの術で、唱えると同時に出したい場所、出し方を意識する事で発動する。 出現範囲は、使用者を中心に半径5m程度である。 雨の様に出す事は出来ず、大量の水の塊のみ出す事ができる。 意識次第では、相手の頭上に滝の様な出し方も可能である。
通常ダメージに加え、粘着性を持たす事ができ、少量の水が相手に付着する事によって動きを鈍くする事ができる。鈍くすると言ってもそこまで大きな変化はなか、振り払う事も可能。 フラムと比べると魔力消費量が大きい。
最大術ランクは、Vである。 上位ランクになると形を自由に変える事が可能。
ー雷系統ー
雷系統術の最低ランクは『シードン』と呼ばれている。最大ランクはI。 攻撃タイプの術で、シードンの場合、小さな電力になるが最大火力では感電させる事も出来る。 唱えると同時に出したい場所を意識すると発動する。 上記の術を含め、雷系統術が一番魔力を消費する。
魔力消費が多い為その分威力はある。 通常ダメージのみだが、最大火力では感電効果がある。 感電状態になると術が使えなくなると同時に攻撃力が下がる。 感電した相手とのレベル差により感電時間が変わる。
最大術ランクはIV。 次ランクからは全体攻撃になり、能力が上がる。
ー時間系統ー
時間系統術の最低ランクは『プライ』と呼ばれている。 最大ランクはI。 フライアーテでも使用可能だが、使用者のレベルが高くないと使用する事ができない。 時間系統と言っても過去や未来に行く事は不可能である。 プライの場合、対生物の魔力を10分まで巻き戻す事が可能。 但し、自分に向けては発動できない。 又、壊れた物などを元に戻す事も可能である。
最大術ランクはIII。 ランクが上がると効果が上昇する。
ー人形系統ー
人形系統術の最低ランクは『ポウパー』と呼ばれている。 最大ランクはI。 プライ同様に使用者のレベルが高くないと使用する事が出来ない。 ポウパーでは、骸骨戦士と呼ばれている魔物を召喚することが出来る。 体長は約750mmで装備品等はつけていない。 骸骨戦士に武器等を装備させることは出来るが、軽い物のみである。
唱える事により発動、使用者の指示により行動を開始する。 使用者の魔力により異なるが、召喚可能時間は約30分程である。 召喚した魔物の行動範囲は、これもまた使用者の魔力によるが、約半径30m前後といったところだ。 やれることは限られるが、生活に必要な手伝いなどはだいたいできる。
最大術ランクはIII。 ランクが上がると効果が上昇する。
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とまぁこんな感じだろうか。 神様頑張った。 何を説明しているか分からない人が多いだろうが、何となくわかってくれるだけで十分だ。 そしてここまで読んでくれてありがとう。 取り敢えずは以上だ。ここまでとばした人も居るだろうが…… まぁ良いだろう!
これから先はストーリーになる訳だが…… 少し短くなっている。 申し訳ない。
じゃ、楽しんでくれたまえ。
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どれくらい進んだのだろうか。 もうすぐ目的地のはずだが……
ここまで来るのにかなり苦労した。 まず敵が強い。 自分が弱すぎるというのもあるが、初めて見る魔物ばかりで戦い方が分からない。 物理攻撃しか出来ないが故、倒すのに相当な時間がかかる。 兎に角、体力消耗が激しいのだ。
「まだ着かないのか……っ。」
少し足を引き摺りながら進んでいると、うっすら影が見えてきた。
「やっと……着いた……。」
間違いない。 あれが『ファインド』だ。
高鳴る気持ちを抑え、歩速を上げる。 が、次の瞬間、街の影に重なるように大きな影が現れた。 遠くからでもはっきりと分かる、 人型の影。
お久しぶりです。
赤水捺南です。
大変長らくお待たせ致しました。 5ヶ月ぶりの投稿になります。
ごめんなさい。 忘れてた訳では無いのです。 信じてください。 ほんとです。
さて、今回のお話ですが殆どが説明になってます。 それはもうすごく大変でしたよ。 お疲れ様です。 少し細めに書いたつもりですが、多分何言ってるかわからなかったと思います。 作中でも言った通りなんとなくでも分かってもらえれば嬉しい限りです。
ストーリーについては短くて申し訳ないです。 次作は頑張ります。 早めの投稿にします。 はい。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
感想等、お待ちしております。
それではまた、早いうちに会いましょう。
赤水捺南