STAFF ONLY FOODs FACTORY ぷるむりん?
途中まで書いていて思った、想像力が逞しいと・・・グロい。なのでお蔵入りに。
材料についてはたやすく想像がつくと思われるが、それとは明言していない。
なんとなく続かなかったもので。
ナザリックの外へ出張中のデミウルゴスは、出張先の厨穫骸(厨=キッチン、穫=刈り取り、言わずとしれた骸)を訪れていた。
そこは手足の先を落とし、首を落とされ、皮を剥がされた屠体の数々が軒を連ねる食肉処理施設。
公衆衛生に気を配り、精神衛生は無頓着に、切断された首からへその下まで腹を割き、そこから下を抉り取るように内蔵を中抜きされ、その内部の腹腔をキレイに洗浄した後、上下逆さまに吊るされた肉、肉、肉。その肉塊を小悪魔達が協力しあい、それを更にノコギリで上から下へ、股から左右に切り割く。さらに部位ごとの枝肉にするために、大まかに解体せるところまでバラバラにしていく。
解体されたとはいえ、それはあくまで大まかにであり、元がどんな種類のモノだったのかの想像は容易である。
その様子を、目が零れんばかりに【瞼を矯正的に見開き】、ガクブルすることすら出来ずに眺めている【特別】見学者達。拷問の悪魔達がマンツーマンで見学者達の引率をしているので、これ以上はない【学習】になるだろう。
ナザリックに仇なす者が、どのような末路を辿るのかの。
たとえ、その見学者達全員がほぼ【首】だけであったとしても・・・決して、安楽な未来が訪れることはない。実地で確実に学べるのだから。
「あらぁん? 2番とぉ、4番の子ぉはぁ、顔色が悪いわねぇん。その子達ぃ、そろそろぉ限界ぃみたいねぇん。お薬をぉ投薬してあげてぇ」
「ィエス、マム」
ニューロニストの言葉に、必死に否定するかのような表情を浮かべるが、身動ぎすら出来ない2番と4番と呼ばれた首達の前に、今まで見たことのない【紫色をした液体】をよく見せつけるかのように、容赦なく点滴する拷問の悪魔達。
土気色にまでなっていた顔色は、僅かに赤みが差し回復したが、その表情はさらなる絶望に満ちたものとなった。
その時、ふと外からの風が吹き込み、首達を運んでいた台車を覆っていた布が捲くれ上がり、首から下の様子が顕になった。首が安置されたその下はガラス張りの水槽になっており、それぞれの内臓が脈動している様子がつぶさに見える。
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生物はそもそも、なにをするにもほぼ全身の筋肉を駆使して生命維持を行っている。心臓は一連なりの筋肉の塊であり、肺を動かしているのも実は筋肉の拡張と収縮、それを支えうる肋骨の反発力をも利用することによって呼吸と成している。他の臓器も筋肉によって揺すぶられることで蠕動を促されなければ単体での活動すら支障をきたす。常に動かし続けねば、それは多臓器不全に繋がり死に至る。
ただ普通に肺だけを外に晒せば、それは吹き込み口を手離したゴム風船のごとく萎み、自力で膨らむことができなくなってしまう。
そのため、剥き出しとされた肺は外気圧に押し潰されて萎んでしまい、確実に酸欠に陥るため、何らかの膨らむ力を借りて、拡張と収縮をしなければ、生命維持すら難しい状況に陥る。
今回は、その代替としてスライム達がそれら内臓を保護し、その活動を補助している。
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「やぁ、食肉加工場の見学会かい?」
「あらぁん、いらっしゃいませぇ。デミウルゴス様ぁ。今回はぁ、如何なさぃましたかぁ」
クネクネと蠕動しながら来訪の目的を問うニューロニスト。
「なに、せっかくこちらまで足を伸ばしたのだから、出張土産でもと思ってね」
「でしたらぁ、こちらのぉ、お肉なんてぇいかがでしょぅ」
傍らの作業台には、たった今、切り離されたばかりの新鮮な骨付きのモモ肉。スネはたった今、外したばかりなのか、その直ぐ側に置かれている。
「少々歳が行っててぇ、硬めではありますけどぉ。程よく熟成させれば、此処まで引き締まったお肉もぉ食べ頃になるはずですぅ」
「ほほう、それは良さそうだが、今回はもう少し玩具として遊べるものを、ね」
「そぉれは、残念ですゎあ」
「なに、小さな子供が相手だからね」
ひらひらと手を振り、奥へ奥へと気楽に歩いていく。辺りは怨嗟の声は枯れ果て、慈悲を乞う悲痛な声で満ち溢れている。
中央にぽつんと設えられた天幕をくぐると、プルチネッラが何やら忙しそうに立ち働いていた。何やら細いものを捻じ曲げ、編み込み、トンカントンカン赤く汚れた鎚を叩きつけているが、デミウルゴスが天幕をくぐると同時にその手を止め、赤い飛沫が滴り続ける前掛け姿のまま振り返る。
「これわこれわ、デミウルゴス様」
「やあ、プルチネッラ。仕事は順調かね」
「はい、順調に進行しております。なにか他に御用がお有りでしょうか」
作業に夢中になってはいたが、切り替えは常に早い。道化師たるもの、主の意に反するような意見を口にすることを赦されているとしても。デミウルゴスの部下として常に当意即妙を志していればこそ。転移してからこれまでの間、潰されることなく今もなお存在し得る。ただ、子供に押しつぶされている姿を多くの者は目撃している。
「なに、面白いおもちゃを探していてね。なにか見繕ってもらえないか」
「玩具、でございますか。さて、遊べるとしたら・・・そうそう、小悪魔から邪妖精に進化した個体がございます」
「ほう、それは珍しい」
「ただ、あまり遊ぶには向いていないかと」
「それはどんな理由で」
「はい、陽の光を浴びると動かなくなり、水を掛けると肥大化し、夜中に食べ物を与えると勝手に進化してしまいますので」
・・・ ・・・ ・・・
普段のプルチネッラは、アベリオン丘陵にあるヤルダバオトが経営主を務める牧場にて、牧童の一人として【スロー・ライフ】を送っている。=屠殺生活
定期的に放牧した家畜を適度に追い回し囲いに追い込み、その中から適度に成熟したものを厳選して出荷用に回す。
ファクトリー=工場/製作所
野菜・・・殺災 邪菜 鵺菜
生首大根
まず、苗床を準備。
この大根の種は、地面に直接蒔いても極当たり前の魔性大根=マンドラゴラしか生えてこないために、特殊な苗床を鉢として用意する必要がある。
頑固で頑なな鉢をキレイに開封し、頑なではあれど軟弱な中身(なかにはカッチカチなものもあるらしいが、未だ見つからないらしい=脳筋)を柔らかくなるまで耕す。この過程で重要なのは、直にでも崩壊しそうな軟弱なそれを崩しすぎない程度に残しつつ、そのことで絶望して自ら〇〇を断たない様に誘導するこまめなお手入れが欠かせない。
ちなみに、調理法としては擦り下ろす時、【辛そう】な絶叫を上げる。それを釜揚げ(油)にした(キノとタケノという)子らと一緒にいただくそうな。
次回、じゃっかろ~ぷの洗礼? ~地獄へ直行、おっぱらい?~
の予定。
・・・予定は未定です・・・