31
かなり短いです…
明日からはしっかり更新出来そうです…
授業初日
俺達はそれぞれの剣術科 魔法科 行商科の授業に参加した。
選択した科の他にも読み書き、礼儀作法を合同で行った。
魔法科の担任はヴィルという初老の男性だった。
何でも、現役の宮廷魔道士らしい。
「おにぃ.アンリ君の所の先生はどうだった?」
「俺のところは… すごいぞ。
現役宮廷魔道士のヴィル先生だ」
「僕のところも凄いですよ。クブレ商会の初代商会長のクブレさんです!」
「ふぅん。二人共すごい人に教わってるんだね。」
煮え切らない様子のシャルだったが剣術の指導者は大物ではないのか?
「何か不満そうだけど、シャルのところは誰だったんだ?」
「ん?私?私のところは、剣聖のクリスって人だった。現役らしいけど、あの程度じゃ私に瞬殺されちゃうよ…」
ああ、そういうことか…
大物も大物な人物だが結局の所自分以下。
俺やアンリとは違い自分が勝てる相手だから不満なのか。
「殺し合い、ならだろ?。同じ剣での剣術なら剣聖の方に軍配があがるだろ?そういう所の技術を盗めばいいんじゃないか?。まあシャルには必要無いことかもしれないが…」
「そっか、そうだよね!考え方を変えればそういう見方があるのね!剣聖を剣術だけで黙らせてみるよ!」
元気が出たみたいならそれはそれでいいか
それにしてもそれぞれの教師がこの国で最高の教師を揃えている。
かなり厳しい指導になりそうだが
技能の向上はとても期待できるだろう。
これからの指導が楽しみだな。