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能力名? 今更感がするが決めたとシャルが宣言したなら聞いてみるか


「んで、その能力名は?」


「それはね… あの日夢見た異能(イマジン)って決めたんだ。 まあこの能力に関しては能力名を口にしなくても発動は出来るんだけどね。いつまでも能力名無しじゃつまらないでしょ?」


「いや、つまる、つまらないの問題では無い気が… そもそも女神様から能力を貰った時に説明はされなかったのですか?」


アンリ曰く能力を受けっとった際に女神から説明があったようだ。


「いや、ガブリエルさんからは何も、と言うか受け取る能力自体俺たち自身が決めた事だから説明も何もなかったぞ?」


「ガブリエルさん?ミカエルさんでは無く?」


ん?ミカエル?誰だそれは。


「うん、私とおにぃは確かにガブリエルって名乗った女神様から能力を貰ったよ?」


シャルもフォロー、と言うより経験した事をアンリに伝えた。


ガブリエル ミカエル それに三カ国による勇者バトルロイヤル。何だかキナ臭い話になってきた。



「アンリが俺たちのカウンター役で此方の世界に強制転生させられた話を聞いた時はシャルの能力が強すぎて安定を保つ為にガブリエルさんが送り込んだと思ったけど… そもそもそうならない為にシャルの あの日夢見た異能(イマジン)には制限を多少なりともかけていたんじゃないのか? 実際知らない二次元作品や作品内で存在しないものは使えないようだし…」


「あ、これも言って無かったけど、こっちに来て記憶が戻った時にいろいろ試したんだけど、当初は能力同士の掛け合い、武器の創造は出来なかったんだよね〜。そう言う意味では説明されてない制限は何個かあったね。それじゃあつまらないから、その2つの制限を『無かった事』にしたけど」


このタイミングでそれをカミングアウトするのか…


「なんでもっと早く教えてくれなかったんだよ… まあそれは置いておいてだな…」


「ガブリエルさんとミカエル?さんだよね 名前的にキリスト教の三大天使の名前だよね?あと一人は確か、ラファエルだったっけ?」


元の世界だと神や天使、偉人までがゲームやアニメによく出ていた。そう言った意味では信仰の対象ではなく娯楽の一環 つまり妹や俺のようなヲタクの方が一般人より詳しい。

それはさておき、三大天使の三分の二が此方の世界に干渉している事実から残りのラファエルが干渉していないと思う方が希望的観測だと思う。


「つまりあれですね。三大天使は此方の世界で僕たちと言う駒を使いバトルロイヤル形式のゲームをしているって訳ですかね…」


アンリが代弁してくれたがそうとは限らない。

何故なら…


「聞いてくれアンリ。シャルのあの日夢見た異能(イマジン)は出鱈目だって事はよくわかってもらってると思う。シャルがガブリエルさんに頼む時もガブリエルさん1人の意思では判断がつかないから少しまってくれと言ったんだ。しかも上司に確認すると言ってな…」


あの時感じた違和感がようやく分かった。

そもそもチート能力を向こうがくれると言ったんだから無理難題はある程度二つ返事で返ってくるはずだ。それが例えシャルのような出鱈目であっても。

"何かしらの理由"があったからこその確認だ。

つまり均衡を他の奴らと取る為の確認しかも天使の上となると…


「その上司ってつまり…」


「ああ、恐らく































神だ。」

お久しぶりです…

また戻ってまいりました…


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