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「は?」


つい呆気ない声が出てしまった


「は?って 支配だよ支配 どの主人公も裏方に回るだけ そんなのチート能力の無駄じゃん。チート主人公より。作中の勇者の方が生き生きしてるじゃん! 私はそんな風になりたいの!」


「いや、だとしてもこの世界は作り物(フィクション)じゃなくて現実だぞ!」


「おにぃが怒る事はご最もだと思うけど、もう遅いよ… だって…」


門に向かい指を指しながらシャルが言った

その先を見ると1000人近くの共和国軍人がこちらに迫っていた


「なんで気づかれた……」


「先程倒した地竜の鳴き声を聞きつけたんじゃないですか?」


にしても準備が早すぎる

何かしらの『スキル』か?


「聞いた事があります。最近、共和国に新しい軍師が派遣されたと その軍師は『未来視』のスキルを持っていると。名前は確か、キングスレイと聞きました」


「その人、転生者で決まりだね」


軍師 キングスレイというワードだけでシャルは断定した。

俺もすぐに分かったが、アンリは知らなかったようだ。


「さて、おにぃ こうなった以上逃げるにしてもキングスレイって人の『未来視』のせいで行く先々邪魔されるね。まぁ、他の人に知られちゃってるなら逃げても意味無いと思うんだ」


「分かったよ… 取り敢えずあの街を制圧するんだろ? 俺とアンリにはその力がないから決定権は俺じゃなくてお前にある。やりたきゃやれ」


ここシャルに頼るしかない…

いずれ必ず俺の力で解決できるようにしてやる…

そのための魔法の能力だろ


「おにぃ、お願いがあるんだけど…… 魔法で向かってきてる人たちに一応勧告だけ出して欲しい。言葉が通じない?ならこのコンニャクを食べれば話せるようになるよ」


とコンニャクを受け取り陰魔法の咆哮(ブレス)を唱えた

この魔法は本来、相手の動きを止めるものだが、今回のように距離が離れているとただの大声になる


「こちらに向かってきてる共和国軍の皆さん!命が惜しかったら今すぐ進軍をやめてください!繰り返します!命が惜しかったらーーーーー」


こんなもんか


「5分して引き返さなかったら攻撃するからね」


5分もあれば十分だろう。


「5分経ったな…」


「引き返す素振りがみえなかったね。約束通り攻撃しちゃうね」


悪魔の いや、死神の宣告が下された

久々だったので2話目です。

お察しの通り、コンニャクは翻〇こんにゃくです

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