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東方人気投票の裏話(?)  作者: アブナ
第三幕 開演、世界崩壊への導曲 第一章 再来のサバイバルゲーム
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命令1

「レミリアと霊夢が会っていたとして、それで何か変わるの…?」


「わからない。けど、命令に従わなければ罰を与えるって言うくらいなんだから…従わなかったら何かしらあると思う」


「ただの悪ふざけじゃないの…?ちょっとカリカリしすぎなんじゃない?」


「……ただの悪ふざけだったら、こんな嫌な予感はしないと思うんだ」


フランはとても真剣な表情をしていた。

きっと、レミリアを心配しているのだろう。

しかし、いささかカリカリしすぎだと思う。


「戦い続きだったから、何に対しても警戒する気持ちはわかるけど……そんな悲惨なことが起こるわけでもないでしょ?それに、支配者が誰であろうと私達が負けるわけないしね」


「……」


「…フラン!物事を悪く考えすぎだよ!いつもの明るいフランはどこに行っちゃったの!」


「……明るいフラン、か」


「……?フラン?」


「う、ううん!何でもない。こいしの言う通りだよ…」


「……」


その時のフランの顔は、とても悲しげだった。


「…!こいし、霊夢、いるみたいだよ」


「…!そうなんだ…どうするの?」


「とりあえず、窓の外から、お姉様の部屋の会話を聞こう」


「わかった」








「…霊夢のところにも届いてたのね」


「ええ…どうせあんたの悪戯かと思って来てみれば……あんたのところにも貼ってあって驚いたわ」


「誰かの悪戯かしらね」


「それ以外に何かあるの?」


「……何か、嫌な予感がするの」


「…あんたがそういうなら、少し調べてみるのもありかもね」


ガチャ


「「!」」


「お邪魔するぜ」


魔理沙が、レミリアの部屋に入ってきた。


「何で魔理沙がいるのよ」


「いやね?私も元々はここにくるつもりはなかったんだ。けどさ、家にこんなものが貼ってあってな」


そう言って、命令の書かれた貼り紙を見せつける。


「まぁた暇潰しか?レミリア」


「あんたねぇ…何だって私があんたの家なんかにそんな紙をはるのよ。理由がないわ」


「それもそうだぜ!けど、何かと気になってな。実は香霖のとこにも貼られててな。おそらくだけど、幻想郷全域に貼られてると思うぜ」


「幻想郷全域ぃ?何でよ」


「…あんたまさか支配者ってのを信じてるの?」


「信じてるってよりは、警戒してるんだ。殺人鬼がいるんだってよ?」


「そんなの信じるだけ無駄よ無駄。そんなことより貴女達、フランは今日もいなかったかしら?」


「ええ。全く、あんたの妹は無茶するわね」


「ええ、あの子は昔からずっとそうよ……ふふっ」


コンコン


「…?どうかした?わざわざノックするなんて…誰かしら?」


ガチャ


「…!!」


「お姉様…久しぶり」


私とフランは、窓からレミリアの部屋に入った。


「…フラン……全く、四日も帰ってこないから心配したのよ?」


「ごめん」


「まあいいわ。さ、部屋に戻ってなさい。四日間も遊んでたんだから疲れたでしょう」


「……あの貼り紙は、何?」


「……貴女には関係ないわ」


「関係なくない!」


「!」


「いつまでも、貴女に守られるだけの存在じゃない……私にも貴女を助けさせてよ、お姉様」


「……ありがとう」


ガタッ


霊夢が立ち上がった。


「私は殺人鬼とやらを探す。…あんたらは付いてこないでよ、邪魔だから」


そう言って部屋を出て行った。


「……素直じゃない奴だぜ」


「…まあ、霊夢なら心配はいらないでしょう。それよりも、私達が接触したけど何も起こっていない……やっぱり悪戯だったのかもね」


「まあ悪戯だったら悪戯だったで、よかったよかったって奴だぜ」


やっぱり、ただの悪戯だったんだ。フランは心配しすぎだよね。


「ねえ魔理沙、よかったら今日魔法について教えてくれない?」


「ん?おいおいこいし、お前魔法は扱えないだろ?」


「いいじゃん!魔法について詳しい方が対策とかできるでしょ?」


「あ!まさかお前私やフランとの弾幕ごっこの時にそれで対策するつもりだな!」


「え!そ、そんなことないよ〜?」


「もうちょい上手く嘘はつけないのかよ…」


「……フラン」


「…うん」


レミリアとフランが、部屋を出て行こうとする。


「?おい、お前ら何処に…」


「ちょっと二人だけの時間が欲しいのよ、それじゃあ」


「また後でね、魔理沙、こいし」


「う、うん」


「ああ、そういうことならな」


二人が部屋を出ていった。


「……」


「…やっぱ、気になるか?こいし」


「…うん」


「行くか?」


「!ダメだよ。二人だけの時間が欲しいって……」


「こっそり行くくらいバレないって!」


「で、でも…!」


「まあいいじゃないか!行こうぜ」


「ちょ、ちょっと魔理沙…!」


私は魔理沙に連れられて、フラン達の後を追うことになった。










「さーて、あいつらならきっと屋上だなぁ……今は夜だし」


「……何言われても知らないからね」


溜息をつく。こんなしょうもない事で溜息をつけるのが、嬉しかった。前の戦いでフランは、私の前から何も話さずに消えてしまった。

私を巻き込むまいと、傷付けまいとして、必死に一人で戦っていた。前の世界で霊夢を殺そうとしていたのは、いつ頃からなのだろうか。

フランの過去には何があったのだろうか。

様々な疑問が頭の中で交錯する。真実を知りたい。親友の全てを理解したい。心に安らぎを与えたい。

しかし、そんな事は私にはできない。きっとできるのは、レミリアだけだろう。


「…?どうしたこいし?」


「ううん、何も」


「?まあ、行くぞ」














「さて、ここなら誰にも見つからないでしょう」


「そうだね。…ここに来るのは本当に久しぶりだな」


「地下の遊戯場……思えば貴女もあの頃は幼かったわね」


「そうだねぇ………ん?」


ああ…そっかそっか。混玉に教えてもらった記憶とはまた別だ。これは私がお姉様とよく遊んでた場所だ。


「どうかした?フラン?」


「!いや、何でも」


「そう?…あら、これ見てよ。貴女が初めて能力を覚醒させた時の…」


「!本当だ!この岩壊したのが始まりなんだっけ?」


「そうそう!こんな力をすぐにコントロールするなんて……さすがはフランね」


「えへへ……ありがと!……」


前の世界の私は……こんな幸せじゃなかったんだ。

…違う、あれは前の世界なんかじゃない。私は生き返らせてもらったんだ。混玉に。

そして、新しい記憶を与えられただけ……私は私なんだ。むしろ、今楽しく話してる思い出が作られた偽物なんだ。お姉様には、全てを知ってもらいたい。話すべきなのだろうか……。


「そうだフラン。貴女、久しぶりに弾幕ごっこをしたいとは思わない?」


「!弾幕ごっこ?」


「お互い全力でぶつかり合うの。いいでしょう?」


「…うん!いいよ!」


手加減、しないとね。


「それじゃあ、準備はいい?」


「いつでもいけるわ!お姉様!」


「「スペルカード!」」








「ふー疲れたわね……」


「そうだねー……」


あんまり疲れてないんだけどね……。


「しかし、フラン貴女いつのまにそんなに強く?」


「でもそれでもお姉様には勝てなかったよ……流石だね」


「それは貴女が手加減していたからでしょう?」


「えっ、別にしてないよ?何でそう思うの?」


「あら、していなかったの?少しだけ弾幕の精度が低かったからしているのかと思ったのだけど」


それもそのはず。事実弾幕の精度はだいぶ下げていた。お姉様はプライドが高い。だから、私に負けてしまったら自信が失われてしまう可能性もある。

お姉様には、自信たっぷりの今のお姉様でいてほしい。


「んー…この頃あんまり弾幕ごっこしてなかったからなぁ…」


「あーなるほど、少し腕が落ちちゃったのね。ってそんなわけあるか!むしろ強くなってたのよ!弾幕全く当たらなくなってたんだから!」


「避けることに関しちゃお姉様を凌駕しているようねぇ…けけけっ!」


「こんのっ…!生意気な妹…!」


「あははは!」


「おわぁ!」


「「!」」


突然遊戯場の扉が壊れた。

遊戯場の扉から、魔理沙とこいしが現れた。


「…魔理沙…こいし…」


「あら、貴女達……」


「し、下から物音がしたから気になってきたんだ!悪い、お前らの時間を邪魔するつもりはないから!」


「ご、ごめんフランにレミリア!すぐに戻るよ!」


「…ふふっ」


慌ててる二人、可愛いな。


「別に怒ってないよ。さ、お姉様。私達も戻りましょう」


「ええ、そうね。全く盗み聞きとは…あまりいい趣味ではないわよ?魔理沙」


「だ、だから別に盗み聞きなんかしてねえって!」


「魔理沙、多分バレてたんだよ……」


「はい自白したね!こいし!」


「はっ!!」


「魔理沙〜?」


「ま、待てレミリア!これには深〜いわけがだな…!」


「…ぷっ…ははは!別に怒ってないわよ!弾幕ごっこ見られただけだし!」


「そうなんだよねー。弾幕ごっこしただけだし」


「…それもそうか」


「よかったね魔理沙……フラン達が優しくて」













あんなに楽しそうなフランは、私は初めてみた。

レミリアと弾幕ごっこをしている時だ。

私やぬえと一緒にいる時には見せない、心からの笑顔……。

私といる時に笑顔を全く見せなかったわけではない。ましてや冷たかったわけでも素っ気なかったわけでもない。

でも……。


「……」


「お姉様、後でチェスでもしない?」


「ええいいわよ。貴女とはプリン騒動以来やってなかったわね」


「騒動って…!あれはトレアが私の事で激怒しちゃっただけでさ……」


落ち着け!レミリアはフランのお姉ちゃんなんだから別に嫉妬する必要はないんだ!


「レミリア。私もそのチェス混ぜてもらってもいい?」


ここで私がレミリアにチェスで勝てば、フランの目を引けるかもしれない。

やってやるぞ…!


「あらこいし。いいわよ」


「こいしとはしばらくチェスやってなかったもんねー。今回も負けないよ?」


「へっへーん!私だって腕上げたんだからね!」


フランにだって負けない。私が一番になるんだ!


「私チェスあんま得意じゃないぜ…」


「魔理沙はアタマで考えるのがあんまり好きじゃないからね。ふふっ」


「何を!?そんなことないぜ!フラン!後で勝負だ!」


「いいよ!負けないからねぇ〜!」










「チェックメイト!私の勝ちだね」


「ちくしょうめぇ!」


「フラン頭いいもんねぇ……」


「私達は吸血鬼なのよ?」


レミリアが自慢げに言う。


「あ、お姉様。私に負けたらお日様の元に二秒間待機ね」


「ゑっ」


「それ死ぬんじゃねえの?ぷはははっ!」


楽しい時間が戻ってきた。私はこんな時間をずっとずっと待っていたんだ。

これからもずっとずっと、こんな時間が続いてほしい……。

あの貼り紙は悪戯。何もないんだよ。

にしたって誰の悪戯だったんだろう。


「……」


フランが何やら紅魔館の玄関の方を見ている。

私も魔理沙も、同じことをしている。


「お姉様、ちょっと私外の空気吸ってくるよ」


「…待ちなさい、私も行くわ」


「みんなで行こうよ」


「そうだな」












「……誰もいないわね」


「さっきまでは確かに、誰かいたはずなんだがな」


「私はこっちを見てくる。こいしは反対側をお願い」


「わかった。気を付けて」


「ええ。お姉様に魔理沙も、気を付けてね」


「ああ」


私達四人は散開して動く。


私は紅魔館の西側を見て回っている。

フランは東側、レミリアは北側、魔理沙は南側だ。


「…特に何もないな……」


調べてはいるものの、特に何もないし誰もいない。

気を付けて、とは言ったものの、別にここにいた誰かが危険な人物だとは限らない。

やっぱり、ただの思い違いだったのかな…?


その時、後ろから人の気配を感じた気がした。











北側


「……!!」



命令2 霧雨魔理沙は博麗霊夢と百合関係になる。


追伸、殺人鬼は今紅魔館にいる。


「百合関係って言葉初めて聞いたんだけど!?」


そんなこと言ってる場合じゃない…!ていうか何!?あの二人をどういう風にしたいわけ!?


「…それより、新しい命令が来てる……さっきここにいた誰かの仕業か……それに殺人鬼がここに…!」


やっぱり嫌な胸騒ぎがする。

何か良くないことが起こっている気が……。


その時ーー


「きゃあ!!」


「!?こいし!」


まさか殺人鬼が!?









西側


「はぁっ…!はぁっ…!」


黒いローブを二重に羽織った少女が、右手に日本刀のような刀を持ってゆっくりと詰め寄る。


「あ、貴女……何者…!?」


私は腹部を切られていた。

服を傷付けずに、腹部だけを切られていた。


「一体…何をしたの…!?」


「……」


ザッ


「ぐっ…!」


私は体の異変には既に気付いていた。


傷が全く再生しない。


ズバァンッ


「あぁっ…!」


腹部を切り裂かれてしまったため、上手く動けない。

今度は肩から左胸にかけて大きく切り裂かれた。


「はぁっ…!はぁっ…!」


反撃しなければ殺される。

しかし、反撃しようにも傷が再生しないため左腕に力が入らない。

その上、腹部を切り裂かれてしまっているから血が止まらず、少しずつ頭がぼーっとしてくる。


「…はぁっ…ぐっ…げほっ」


大きな血の塊を吐いた。

このままではまずいとわかっていても、何もできない。

再生がないだけで、私はこんなにも非力になるのか……と、自分の弱さを実感した。

いや、再生がなければ弱いのではない。急所をやられるということへの危機感の無さが、今の状況の理由だろう。

事実、腹部をやられた時も大した危機感を感じることはなかった。だが今は違う。


「…くっ…!」


せっかく平和な世界になったと思ったのに、突然始まるあのサバイバルゲームとそっくりなゲーム。

私はあのサバイバルゲームが憎くて憎くて仕方がなかった。あれさえなければ、今まで通りの平和な幻想郷だったはずなのだ。

そのせいで私は……フランが目の前で死ぬところを……何回も何回も……。

あの戦いのせいで私は一度何もかもを失った。

やっとの思いで手に入れられたこの平和な世界も、また地獄に変わってしまう。

嫌だ。そんなは絶対にイヤだ。


「…くっそぉ…!何なのよ…!何でこんな目にばかり…!!」


「……」


「……やってやろうじゃない…!フランを苦しめる奴らなんて私が全部全部ぶっ壊してやる…!」


「…!」


「おおおお……!!」


何だか知らないけど、凄く気分がいい……。

何だろう、この感覚。無性に人を殺したい。


「私がフランを助けるんだ…私が……ふっ、ふふふ、フフフフフ」


「……!!」


「アハハハハハハハハハハハハハ!!!」


凄くいい気分だ!私は今凄く気分がいい!!

簡単に殺せそうだ!!こんな奴一瞬だ!!


「アハハハハハ!アハハハハハハハハハ!!!」


「…!」


「殺す!殺す!!アハハハハハ!!」


ガッ


「あっ…」


後ろから、後頭部を強く叩かれるような感覚がした。

そしてその後、意識が遠のいていった。


ドサッ








「……」


「…貴女は…」


「貴女、何者?」


「…私の事はどうでもいいのです。それより、今すぐそこを退いてもらえますか。よくぞそいつを気絶させてくれました。今は貴女ではなくそこの古明地こいしを殺したいんです。退いてください」


「こいしを殺したいんなら私を殺してからにしてよ」


私が気絶させていなかったらきっとこいしはこの人を殺していただろう。

……さっきのこいしの様子……それにこの人のこいしへの執着……。


「……いいでしょう、フランドール。貴女を殺して差し上げましょう」


「やれるものならやってみろ」


少しだけ殺気を放つ。この程度で驚いたりはしないだろうが。


「…やる気はあるようですね」


「……どうしたの?早く来なよ……」


「……ふー、今回は引くとします。貴女が相手となっては一筋縄ではいかなさそうですからね」


「……」


「それではまた、会う日まで」


ダンッ


少女がどこかへ飛んで行った。


「……」


隠しながら治癒魔法をかけていたことは気付かれなくてよかった。こいしの傷はもう大丈夫そうだ。













あれ…私は……。


「起きた?こいし」


この声はフラン…?


「…ん…?あれ、何がどうなったの……?」


「あのローブの人なら何処かへ行ったよ。みんな無事」


「…そっか……」


頭がぼーっとする。私はお腹と肩を切られて……それから…どうしたっけ?


「……」


「…こいし。急いで旅の支度して」


「…え?」


「今日から私と二人で行動するよ」


「…え?えぇ!?な、何で!?」


「今は言えない……とりあえず急いで」


「…わ、わかった……」


突然のフランからの誘いに、私は動揺した。

一体何故だろうか。二人で行動なんて、かえって危険なのではないだろうか……殺人鬼がいるらしいし。










「行ける?こいし」


「うん。魔理沙やレミリアに言わなくていいの?」


「うん、言わない方がいい」


「な、何で?」


「…今は、言えない……とりあえず、無意識能力、お願い」


「う、うん」











「今回の命令はさすがに無理だぜ。私は霊夢にそんな感情を持ったことはない!」


「そうよねぇ……罰を試すという意味でも今回の命令は受けないってことにしましょうかしら……」


「そうしようぜ。まずは様子見だ」


「ええ。それじゃあ私はフランとこいしの様子を見てくるわ」


「ああ。見張りは任せとけ」











「…あぁ〜……ッ……」


とある部屋の一室。ベッドに青髪の長身の男が眠っている。そしてそのベッドの隣にある椅子には、金髪で顔の鼻から上を何かのマスクで隠している怪しげな長身の男がいた。


「ようやく起きたか。たかが一度死んだくらいで情けないぞ…ヒロト」


「…!これはこれはシリウスさん…ご無沙汰しております」


「その口調はわざとか?」


「…んだよ、こっちの方が馴染みやしぃか?」


「お前の好きにしろ。だが正体を隠すにおいては先ほどの口調の方がいいかもしれんな」


「それじゃ、そういうことで!…まずはお礼を…私を復活させていただき、まことに感謝しております」


「お前の力が必要だったからな」


「まあとにかく、計画の進行を進めましょう」


「ああ、そのつもりだ。では私は戻るぞ。貴様はもう少し安静にしておいてもいいかもしれんな」


「ご心配ありがとうございます。ですがその心配はいりませんよ」


「そうか」


シリウスが部屋を出て行く。


ガチャ バタンッ


「……面白くなってきたじゃねえか……」


青髪の長身の男が不敵な笑みを浮かべる。


「さあ、最高の宴の始まりだぜぇ…!ヒヒ、ヒャーッハハハハ!!」



To be continue…


フラン「相も変わらず話の内容がDarkだね」


こいし「うおっ、さすが元々は西洋住み…英語の発音素晴らしい」


「明るい話よりダークな奴の方が案が浮かぶ不思議」

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