地底と彼岸と風の神 後編
今回、飛び飛びで書いてたからミスがすごい多かった笑
「……永遠亭……だよな?ここ」
「……多分、そうだね」
「で、Bチームと合流出来たな。これからどうする?」
「……」
「よかった、無事だったんだねフラン」
「…!うん、別に何もなかったけど……どうして?」
「いや、何か嫌な予感がしたんだ……気の所為だったみたいだけどね」
「……そう……」
「よーし、そんじゃあ早速行くわよ!」
『おお!』
「分かれ道ね……それも六つある!永遠亭の作り変わってない?」
「外見から既に変わってたんだ……中身の構造が変わってないわけないよな」
「よし、ここは団体で行動するべきだ!万が一にも誰かがやられるようなことがあれば……いっきにそこから崩される」
「そうね……じゃあそうしま…」
ドオオオオオオオンッ!
「うぉおっ!?」
突然天井が爆発する。
「団体で行動する?そんなことさせませんよ」
「貴女達はここでバラけさせるように言われてるからね」
「お、お前ら……!」
天井の穴から、ヤマメ、キスメ、早苗、小町と、大勢の妖怪達がいた。
「くっ……何でここでこんなに……!奇襲は成功したんじゃないのか!?」
「奇襲に気付かないとでも?初めから分かっていたのですよ……紫はね」
「そ、そんな……!」
「夢想封印!」
「!?」
ドオオオオオオオンッ
霊夢が夢想封印を早苗達に放つ。
「貴女達!行きなさい!ここは私が請け負うわ!」
「な、何言ってんだ!この人数だぜ!?お前一人じゃ……!」
「大丈夫、死にゃしないわよ。だから早く行きなさい」
「……霊夢の強さは本物だ……信じていこう!」
「……霊夢……無茶するなよ!?」
「ええ!」ニヤッ
「六つに分かれてるんだ!二人ずつバラバラに行くぞ!」
「了解!」
魔理沙達が走って行った。
「……どういうつもりだい?霊夢」
「さあねぇ……私の気分さ」
「妖怪の肩を持つなど、巫女失格ですよ……もう一度よく考えてください」
「あんたに巫女のことを言われるとはね、早苗……確かにその通りね。けど、私にはそんなの関係ないわよ」
「……なに?」
「私は助けたいと思った子達を助ける……ただそれだけよ」
「……」
ガキィンッ!
「はっははぁ!」ザザザァッ
「くっ……!」
「なんだ……フランの動きが急に速く……」
「今さっきまでは本気を出していなかったからねぇ……本気のフランならあんたらなんてイチコロなんだけどね」
「……何言ってるの……さすがにそこまで強いわけないじゃない」
「どうだろうねぇ……?」
「……」
−何だこいつ……二つ精神がある?
「ああ、そうそう。貴女達に一つ忠告」
「?」
「こいしには気を付けなよ。特に……
あの子が怒ってる時とかは……ね」
「……?」
「……さて、そんなことはどうでもいいとして」
「とっととやりますかねぇ……」ドオオッ
フランが魔力を高める。
「……くっ……!」
「どうする?永琳……奴は強いぞ。いくらこっちが大人数でも勝てるかどうか……」
「……やるしかないでしょ……それにこちらには姫様も私もいるんだから……月人が吸血鬼如きに負けないわ」
「……そうか……なら信用するぞ?」
「ええ」
「ちょっと待ちなさい」
『!?』
ダンッ!
天子が現れる。
「……比那名居…天子……」
「随分苦戦してるわね。どうしたの?」
「く、苦戦!?これのどこが……」
「……」
「フラン……まさか”忘れた”訳じゃないわよね?」
「……正直言って忘れていたよ……貴女を見て思い出したけど」
「あーそう、ならよかった」
「?」(何の話を……)
「……さてと、それじゃあ……」
「手出しは無用よ……天子!」
「……」ニヤッ
ブンッ
ズバァンッ!
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「魔理沙!誰かいる!」
「ああ!分かってるぜ!気を付けろよアリス!」
「うん!」
「……へっ、お前らか……!」
「魔理沙か!火力勝負なら負けないぞ…!」
「お空!あたいも援護するよ!」にゃーん
「そう?ならアリスお願い、お燐!」
「了解!」
「お空にお燐……これはちと強いぜ!気を付けろよアリス!」
「ええ!」
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「妖夢!この先誰かいる……心して行くぞ!」
「はい!」
「さあて、誰がいる……!?」
「……お前か……藍!」
「……藤原妹紅に……魂魄妖夢か」
「八雲……藍……!」
「……そう睨むな……私が何かお前達にしたか?」
「……あんたは何もしてないが、あんたの主が面倒なことをしやがったからね……!紫を倒して、チルノ達の仇をとってやる!」
「……そうか……なら、私が代わりに相手をしよう」
「手加減無しで行きますよ……藍さん!」
「ああ……そうしなければそちらが危ない」ニヤッ
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「お姉ちゃん!」
「ええ!分かってるわ!気を引き締めて行くわよ、こいし!」
「うん!」
「……よく来たわね」
「……パチュリー……!」
「そう気張らなくてもいいよ……ただのお遊びだし」
「こっちはお遊びではないんだよね……悪いけど、倒させてもらうよ……パチュリー!」
「……ふん」
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「椛……何者かが奥にいる……気をつけろ」
「……はい」
「誰だ……?奴は……」
「……ああ……あ、あああ……!」ガタガタガタガタ
「……お主は……鬼か……」
「……相手が悪いとはまさにこの事だね……天狗さん達?」
「……星熊……勇儀……!」ガタガタガタガタ
「椛、下がっていろ……ここは私がやる」
「……だ、大天狗様……!」
「いいねぇ……仲間思いだ……さて、始めようか?大天狗様?」
「ああ……いくぞ」ニヤッ
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「咲夜……この先に、奴がいるようね」
「はい……必ず倒しましょう!」
「ええ……!」
「あらあら、フランの姉じゃない……それが私の相手とは奇遇ね」
「私も居るのですがね」
「風見幽香!お前は私が倒す!」
「威勢がいいわね……フランの姉なのだから……少しは楽しませてよ?」
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「文お姉ちゃん。この先……」
「ええ、誰か居ますね……行きますよフランさん」
「……」(……)
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「……天子め……中々いい仕事をするじゃない……これで戦況はこっちが有利ね……」
「さあ、早くここまで来なさい……!私が葬ってやるわ」
上位十位
生存者 12名
死者 1名
予想外の死者カウント。さあ、誰でしょうねぇ?笑




