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東方人気投票の裏話(?)  作者: アブナ
第三章 桜花弁舞う白玉楼
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死後ノ世界ヘ

最近今更ながらBL◯ACHソウル・◯グニッションを買ったのですよ……それにハマっちゃって更新遅れそう……笑

「さて、みんな準備はいいかしら?」


「はい」


あの夢はなんだったんだろうか……霊夢が裏切る訳ないしフランが生き返るわけもない。

やっぱり、ただの悪夢なんだろうか……。


「考えごとかしら?こいし」


「わっ!な、何でもないよお姉ちゃん」


「そう?」


お姉ちゃんに心配かけないようにしなきゃな……。


「妖夢、あんたは別に無理しなくてもいいのよ?多少のリスクはあるけど、これからここを拠点に活動するってのも一つの手だしね」


「……私だって、覚悟は出来てます。幽々子様を殺すことになろうと構いません」


「まあ、殺すってよりは成仏させるの方が正しいのだけどね」


「私としては紅魔館は守りたいのだけどね」


「一人だけの案で通ると思うか?」


「何よその言い方」


「ははっ、冗談だよ。どうする?誰が紅魔館の守りにするよ?」


「私と咲夜でいいんじゃないかしら。提案したんだから責任くらい負わなきゃ」


「そう。なら、任せるわよ」


「白玉楼までの道は、それほど長くはないとはいえ多少時間がかかるから陣を組んでいくわよ」


「陣?」


「まあ、こんな感じよ」


・・・・・・妖夢・・・・・・・

さとり 妹紅 霊夢 こいし アリス

・・・・・・魔理沙・・・・・・


「まず後ろには人形で探知出来るアリスを置いて、その前に現メンバートップクラスの実力者であるこいし、その前には指示を出す私で、私の横に素早い妖夢と魔理沙を置く。先頭には心を読め、視野が広く判断力のあるさとり、その後ろには迅速に行動出来る妹紅を置いたわ」


「ほうほう……」


「まあつまり、警戒して行きましょうと言うことよ」


「了解です」






どれくらい歩いただろうか。未だ誰一人として敵は現れない。

私達の足音以外物音一つなく、誰かいる気配もない。

一体どうなってるんだ?


「……こうも静かだと逆に怪しいわね……」


「……でも、辺りには敵の気配も何も感じませんよ?サードアイで見回して見ても誰もいませんし……」


「……まあ、気にせず進みましょうかね」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「……」


「……傷の具合はどう?」


「……上々よ」


「そうかい。よかったな」


「……勇儀……貴女はいつ頃出るつもりなの?」


「奴らが地底に入ったら……だな」


「そう……」


奴らの中でも、フランドールが最強だったんだろうか……それはわからないが、私のやるべきことは決まってるわね。


「……勇儀…貴女が出るときは私も一緒に行くわ」


「へえ、そりゃ頼もしい。なら頼むよ」


「ええ……」


フランドールは、死に際に笑っていたんだ。正直驚いた。まさか、笑っていようとは思わなかった。

何を考えて笑ったのか私にはわからなかったが、少なくともあの顔は……『安堵』の顔だった。

あの連中に後は任せたってことでいいのかしら……。


「…あの時、フランドールを殺した時……手応えがなかった。何か違和感を感じたけど、違和感のそれを探す暇もなく霊夢達が来たからな……」


「へえ、お前フランドールをよく倒せたな」


「……まあね」


あの時、何故か黒い鴉の羽が一つ落ちていたな……一体あれは何だったのだろう……。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「着いた……白玉楼」


ここが……白玉楼か。桜の木がたくさんあるんだな……。


−『……こんなに綺麗なんだね……満開の桜って』


−『連れてきてくれてありがとう。一生の思い出だよ。貴女と来れてよかった……今度、お姉様達も連れて一緒に行こう』


……何でこんな時にフランと花見した思い出なんて思い出してんだ馬鹿!……泣きそうになるじゃんか……!

あーもう……!


「早く行こう!」


「あ、ちょっとこいし!落ち着きなさいよ。どうしたの?」


「……思い出は……一度刻まれると二度と忘れられないんだなって思っただけ。早く行こう」


「……」


「……悪いわね。早く行きましょうか」


私はもう振り返らないと誓ったはずじゃないか……フランは私に託してくれたんだから……もっとしっかりしないと……。

……そうだ……もっと……しっかりしないと……。

どんな手を使っても……絶対みんなは守り抜いてやる。守る為なら……誰であろうと殺してやる。


「……しかし、霊魂がどんどん幽々子の宮の方へ向かってるわね……どうやら力を高めてるらしいわ……」


「ならなおさら急がねえとな!」


「ちょーっと待った!」


『!』


「やあ人気トップ10のみなさんご機嫌よう!」


「これより先は紫様の命令で通すなって言われたから通さないぞ!」


「橙!」


「ほわちょお〜…!」バッ


カンフーっぽい構えを取る橙。なんだか可愛らしい……じゃなくて!警戒しないとな……。


「おやおや?みなさん随分怖い顔してるねぇー!どうしたの?」


ヒュッ


「え?」


「悪いけど……」


橙の後ろに一瞬で回ってみせた。


「ひっ…!」


「そういう気分じゃないんだよね」ブンッ


そしてそのまま、魔力刀を橙に向けて振るう。……仕留めたな……。


ガキィンッ!


「何…⁉︎」


霊力で硬化した札で出来た剣で防がれた。この札は……!


「橙には指一本触れさせはしない」


こいつは……八雲 藍か!


「ちっ…!」ヒュッ


ザザザァ…


「橙、無事か!」


「あ、ありがどうございまず〜!!怖かったよ藍しゃま〜!!」


「もう大丈夫だ!安心しろ…!私がついて」

「そういうのいいからさぁ……」


「……!」ゾクッ


「とっとと終わらせてもらっていい?今さ……私機嫌悪いんだよね」


「……⁉︎」(前までのこいしとはまるで雰囲気が違う⁉︎)


「……こいし?」


「……何かあったのか?古明地こいし。聞いていたより随分と野蛮だが」


「……さあ、何があったんだろうね」


……こんなところで時間を稼がれても困るだけだな……。


「先行ってて。こいつは私が始末しとくから」


「な、何言ってんだよ!こいつはあの…むぐっ!」


霊夢が魔理沙の口を塞ぐ。


「……分かったわ、先に行ってる。でも危なくなったら素直に退くのよ」


「うん」


「な、何すんだよ霊夢!いくらなんでも…!」


「今のこいしは明らかに様子がおかしいわ……一旦任せておきましょう」


「……!」




「……」


「……さあてと、とっとと終わらせて霊夢達のところに行くかな」


「驚いたな……勝てるつもりでいるのか」


「当たり前でしょ?」


私の能力の前ではどんな攻撃も通じないんだからね。


「ふん……舐めてかかると後悔するぞ」


「好きに言ってなよ。その内分かるさ……」


「何をしたって無駄だということがね」

「何をしたって無駄だということがね……か?」


「……!?」


今……!


「ふん……ならこちらからも言われてもらう」


「私が、今までの私だと思ったら大間違えだ……せいぜい気をつけるんだな」


「……!」


……なんだか知らないけど、この私の能力には勝てない……私なら勝てる。こんな奴に負けるわけがない!

見ててフラン……私が……私がみんなを守るから!


今回はちと短かったけど、まあ仕方ないと思おう

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