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魔力の少ない魔法使い  作者: 大空
第三章 魔闘祭
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第四十六話



ーキンッ


帝の刀と男子生徒の剣がぶつかり合う。男子生徒の激しい攻撃を帝が防いでる。



「…貴族が聞いて呆れるぜ!この程度かよ!」



男子生徒は帝にそう言った。



「君はよく喋るね…それとそう言うのは勝って初めて言うものだよ」



帝は冷静に対応する。



「…くそ」



「…そろそろ限界なんじゃないのかい?」



帝は男子生徒を見て言った。



「くッ…… んなわけねぇだろ!」



男子生徒は帝に駆け出し攻撃を仕掛ける。男子生徒は先程までの攻撃よりさらに速く重い攻撃を仕掛ける。



「…確かにまだ元気だね」



(まだ魔力は持つのか…長引くと僕も疲れるから早く終わらせないとね)



帝は冷静だが心の中では少し驚いていた。



(しかし、こうも攻撃をされていると反撃するのも難しい…隙を見つけるしかなさそうだ)



帝はは男子生徒の攻撃を防ぎながら隙をうかがっていた。



「…お前に攻撃の隙なんてあたえねぇぞ!」



男子生徒は更に攻撃のスピードをあげた。


「……」



「オラッ!」



(…これは、隙を見つけるのは少し難しそうだ…さて、どうするか)



帝は男子生徒の攻撃を防ぎながらどうするか考えていた。



(相手が疲れるのを待つのもありだがいつになるか分からない。となると、隙を作らせるか)



帝は男子生徒の攻撃を上にジャンプして避けた。




「ハッ、お前の方が限界だったみたいだな!上に逃げるなんて空中じゃあ身動きとれねぇだろ!」



男子生徒は帝に追い打ちの攻撃をした。



「…フッ」



帝は少し笑みを浮かべた。



「なに笑ってんだよ!これで終わりだ!」


「な!?」



男子生徒は驚いた。



それもそのはず帝は空中に浮いていたからだ。



「なんだよそれ…」



「…君は知らなかったのかい?」



「そんな魔法見たことも聞いたこともない!」



「これは君にもできるはずなんだが…君は知らなかったのか」



「俺にもできる?…」



男子生徒は困惑していた。



なぜ、自分にもできるのか。なぜ、敵である帝が知っているのに自分は知らないのか。



「これは風の属性付加の応用だよ」


「風の属性付加……」



「そう、君もできているだろ?」



「…そんなの知らねぇぞ」



男子生徒は帝を睨みながら言った。



「君は風の属性付加ができてこれで終わりだと思ったんだろう」



帝は説明する。



「僕は違う。まだ他に何かあるのではないか?応用して使うことができるのではないか? そう考えた…そうして調べた結果空を飛ぶことができたというわけだよ」



「……」



男子生徒は言葉がでずにいた。



「まあそう簡単にはできないよ。鍛錬が必要だし、僕もまだまだコントロールできない」



帝はそう言うと地上に降り立った。



「さて、ようやく攻撃が止まったね」



「しまっ!?」



「もう遅いよ」



帝はそう言うと一瞬で男子生徒の後ろに立っていた。



「な……」



「【光風星月 】(こうふうせいげつ)」



帝は刀を消した。



ーパキッ



男子生徒の腕時計は壊された。



「……」



男子生徒は唖然とし何も声が出ない。



「ふぅ」



帝は小さく息を吐いた。



「…負けたのか」



男子生徒はようやくそう呟いた。



「くそ!」



「それじゃあ僕は行かせてもらうよ」



帝はそう言うと歩き出した。



「…強かったよ。だが、まだまだ鍛錬が足りない 」



帝は止まると男子生徒に話しかけた。



「これを機にもっと鍛錬を積むことだね」



「!?……次は負けねぇからな!」



「フッ…いつでも来たまえ相手をしてあげるよ」



男子生徒の体は光だしそして消えた。転移で学校に戻されたのだろう。



「…少し魔力を使いすぎたか…少し休んで行くとしよう」

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