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異世界落ちこぼれロボット学科  作者: 左リュウ
第二章 太陽祭編
16/38

第七話 最近のガンプラの進化っぷりは凄まじい。それはそうとAGEはアセム編から結構面白かっただろ! え? フリット編? AGE-1はカッコいい。山田が可愛い。強いられてる。以上

明日からようやくガンダムXがフルブに参戦!


もうね、エクバでリストラされた時には絶望のドン底に叩き落とされたけどパワーアップして復活してくれて本当によかった。


それと昨日ついにガンダムAGEが終わりましたね(ニッコリ)

 二ヶ月の間、街の人々総出で太陽祭の

準備が推し進められた。街は外からの人の出入りで騒がしくなり、見慣れぬ人物も入るようになった。

 第零科でも日に日に騒がしく、そして忙しくなり、日夜作業は続いた。


 そして、あっという間に二ヶ月が過ぎた。


 太陽祭当日。

 街中には様々な屋台が設営され、第零科もそれに連ねた。第零科から出品したのは《ゲーム》と《ブラモデル》である。

 様々な魔法系技術を取り入れた作品の中で、第零科の作品だけが明らかに異彩を放っており、太陽祭の中でも少しずつだが、朝から話題になりつつあった。


「すみません。この......《プラモデル》という人形はどういった物なのですか?」

「はい。これはあくまでも完成品で、元はこのようなパーツに分けられおり......」


 接客技術も粗削りながら開催前まで必死に実際の商店にバイトをして練習しただけあって、それなりに様になっていた。


「このパーツを設計図通りに組み立てると、この完成品になります」

「ほお。これは凄い。この板を組み合わせるだけでこれだけ良くできたMCDの人形に」

「同じ物でもいくつか大きさに種類があって、パーツ量にも差があるのでまずは一番簡単なサイズの物から組み立ててはいかがでしょうか。完成品には自分で色を塗ってオリジナルカラーの機体や、自分なりに改造してオリジナルの機体を作り出すのも面白いですよ」

「成る程なあ。よし、一つ貰っていこうかな」

「ありがとうございます。ここに組み立てのコツや塗装、改造などの簡単な基礎を載せた冊子もあるのでどうぞ」

「これは助かるよ。ありがとう」


 異世界に来る前のプラモデルに関する知識をフル活用して健太郎が作った冊子は好評で、これによってプラモデル購入に踏み切った購入者も少なくない。

 MCDの機体を見たくても見れない、MCDに乗ってみたくても乗れない、MCDパイロットに憧れている、などといった小さな子供や、普通に格好いい物が好きな少年達、また、凝り性な人やこういった工作好きの人等にはプラモデルがかなりウケた。

 また、女の子向けの物として(悪ノリも入っているが)MCDを動物デフォルメにした動物タイプのプラモデルなども同時販売した。

 この《アニマルモデル》は、製作当初はターゲットである女の子に対してもあまり売れないだろうと思っていたのであまり沢山の量を作らなかったのだが、上手くデフォルメされたユニークなデザインが何故かウケた事もあり、すぐに完売してしまった。通常モデルに比べて格段にパーツ数を減らし、組み立ての難易度を下げた事も要因の一つだろう。

 多くの露店が魔法技術に関する物を販売しているが故に、逆に第零科の《プラモデル》は目立っていた。

 そして、もう一つの商品である《ゲーム》は、これもかなりの好評を博していた。

 MCDパイロットに憧れているような人々は潜在的にいるのだろう。自分で機体を動かし、尚且つ誰かと対戦出来るという点がプラモデル以上に多くの人々にウケたようで、実際に第零科の露店には子供から大人までの人達がアーケードゲームをする為に並んでいた。

 一プレイが子供でも気軽に出来るぐらいの値段なので、子供人気を取れた事が大きいし、何より全員が素人なので子供でも大人でも実力差がないという点でも成功している。


「凄い人気だな」

「まあ、元の世界だとこんな事はありえないんですけどね」


 客を捌きながら、健太郎とクロードが言った。


「どうしてだ?」


 クロードの疑問に、健太郎がため息をつきながら答えた。


「そもそもあれの参考になったゲームってシリーズ化されていて十年ぐらいの歴史があるんですけど、そのせいで新規ユーザーが入りにくいんですよ。基本的なシステムが変わらないせいで新作出しても前作とシステム面であんまり変わらないし、新規ユーザーが入っても昔からの古参ユーザーがフルボッコにしてしまって......」

「ああ......それで地雷乙とかいう状況になるんだな......」

「そういう事です。新規ユーザーとシャッフルで組んでしまって足を引っ張られて本当は勝てたのに負けたみたいな日には......」

「そこで噂の《台バン》とやらが出てくるのか」

「そういうことです。しかもですね、あのゲームってwikiとかプレイ動画とか見て動きとか立ち回りとかをちゃんと勉強しておかないとまともに対人戦が出来ないから余計に敷居が高いっていうか......」

「おい! さっさと在庫を引っ張り出してきてくれ! 販売が追い付かん!」


 話を中断した健太郎とクロードは互いに顔を見合わせて苦笑しながら在庫を取りに駆け出した。



 □□□



 結果的に、午前の第零科の露店は大盛況だった当初の売り上げの予想を遥かに上回り、第零科の奇抜な露店は一日目の午前にして街中の話題となった。

 太陽祭は露店だけではない。むしろメインはMCD部門とも言える(一概にどちらがメインとはいえないが、盛り上がりが大きいのはMCD部門である)。

 ここで第零科のあの《浮いている》デザインの機体が予選を勝ち抜けば更に話題になる事は間違いない。

 スタート地点である街の目の前にある荒野には既に予選Aブロックの機体が並んでいた。予選ブロックはAからCまであり、最終的に各ブロック一名だけが本選決勝戦に進む事が出来る。

 このAブロックには全部で十一機の機体が参戦している(太陽祭予選に参戦出来るのは事前に機体審査があり、それをクリアした機体だけだ)。

 毎年基本的には一ブロック十機だったが、今年は新たに第零科が参戦したので増えており、更に第零科は朝からの露店での評判もあり、殊更に注目されていた。

 第零科からは《オリオン・ベテルギウスS/T》が参加しており、機体という面から見ても明らかに他の参加者とは浮いていた。

 露店から急いで戻ってきた健太郎も既に機体内に待機しており、ディオーネと共にシステムチェックをしている所だ。


「けんたろー」

「ん? なんだディオーネ?」

「がんばろうね」

「お、おうっ」


 そう言われると健太郎は途端に緊張してきた。それにコックピット内は複座式とはいえ狭い。

 ディオーネからは良い香りが漂ってくるし、それが更に健太郎のドキドキを加速させる。


「けんたろー......緊張してる?」

「な、なんで!?」

「刻印からけんたろーのどきどきが伝わってくるから......」

「あ、あったなぁ! そんな設定!」


 そもそも健太郎は基本的には立派な自宅警備員予備軍であり、ゲームの全国大会はともかくとしてこのような街......いや、国をあげた一大イベントともなれば緊張感は半端ではない。


「けんたろー?」

「......正直凄く緊張してる」

「大丈夫。私達なら、勝てる。私はけんたろーを信じてる」


 後ろから降りてきたディオーネの刻印の手が、健太郎の刻印の手に重ねられる。

 自分よりも華奢で小さく、それでいて温かな手が重ねられた事で更に緊張する。ディオーネは緊張を落ち着かせるつもりなのだろうが、逆にその行為が健太郎の緊張を加速させることに気づいていない。

 そもそも立派な自宅警備員予備軍である健太郎は女性と接する機会が少ないので(そもそも接触回数に関しては少ない所ではないのだ)、こういった事に関しては耐性が無いに等しい。


「? おかしい。どきどきが大きくなっている。ヘリオス様がこうすればどきどきが落ち着くって言ってたのに」

(それはリア充だけの話な! 俺は違うから!)


 そんなこんなで時間は少しずつ過ぎて行き――――、ついに、予選開始時刻まで一分を過ぎた。


「太陽の民達よ、今日はこの祭りに参加してくれて礼を言おう!」


 街の上空に巨大なホロパネルが出現した。その中にはヘリオスが映し出されており、開始の合図をすることになっていた。コックピット内にも街の上空に流れている物と同じ映像が映し出されている。


「はぁ......ヘリオス様は今日も可愛いなぁ......幼女には本当に癒される」

「......けんたろーのどきどきが収まった......」

「ん、そういえばそうだな。......って、どうしたんだディオーネ」

「......別に......」

「いや、何か不機嫌だけど......」


 そこではっとしたディオーネは「えっ?」と信じられないといいたそうな顔をした。


「......ふきげん? 私が? どうして?」

「? ど、どうしたんだ?」

「......分からない......ううん。何でもない」


 ディオーネは少し不思議そうにしていたが、健太郎にはとっさに自分に伝わってきた感情を感じ取った。

 その感情は、困惑。

 ディオーネは自分で自分の感情が分かっていない。だが、不思議と――――悪い気はしない。むしろ心地よさ、ちょっとした幸せすらも感じる感情。

 その感情を感じてしまった時、健太郎は自分の心の何処かにちくりとした痛みを感じた。ディオーネの大事な心を少しとはいえ、除いてしまったような気がしたのだ。


「それではさっそく始めよう――――、」


 気がつけばヘリオスの挨拶は殆ど終わっており、コックピット内にはカウントダウンの数値が表示されていた。


「けんたろー」

「ああ。行こう」


 カウントダウンをしっかりと視認し、気を引きしめる。

 

 五、


 四、


 三、


 二、


 一、


「――――予選、開始(スタート)!」


 同時に健太郎はシュトルム/トルンプフのアクセルを全開にした。機体が加速し、その驚異の加速力で他の参加者を一気に抜き去り、予選グループのトップに躍り出た。


 こうして、第零科の太陽祭が幕を開けた。



ようやく太陽祭開催まで来れました。


遅くなってごめんなさい。





ガンダムAGEは何だかんだでアセム編から面白かった。


た、種死よりはまs......


AGE-1とAGE-2とダークハウンドさんがかっこよかった。


タイタスとAGE-3とFX?


そんなもの無かった


特にオービタルェ…




でも最終回でガンダムがボロボロにならないというのは見事に種死と同じ過ちを繰り返してくれました^^


さっすが日野さんやでぇ…





FXバーストモード()






なんだかんだ一年強いられながらも楽しませてもらいました



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