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最終章


幸せってなんだろう?


私にとっての幸せは、たぶん彼と過ごすこの何気無い日常なのかもしれない。


大好きな人と過ごす一瞬一瞬が私には大切な時間だから。


時に辛かったり、寂しかったりしても、必ずその後には笑顔がくる。


そしてその笑顔をもたらしてくれるのは、いつも信吾くんだから。





「ところでさ……」


洗い物をする私に後ろから抱き着いてきた信吾くん。


「なに?」


作業する手を止めた私に、彼は耳元で囁いた。


「歩果さんの部署にいるあの男、誰?」


いつもと少し違う彼の声音に体が震えた。


恐る恐る振り返ると、笑顔なんだけど目が笑ってない彼と目が合う。


……恐い


「ど、どの人……?」


「今日話してた」


見られてたのか……


別に疚しいことはないんだけど、彼の威圧感が半端じゃなくて。

思わず顔がひきつる。


「た、玉田くん……同期の……」


「へぇ……玉田センパイ、ね」


後でゆっくり説明してもらうから、と笑う信吾くんに私はもう笑うしかなかった。




私の彼氏は年下で、ヤキモチやきで、甘えたな小悪魔くん。


そんな彼に時々困らせられるけど、そこは惚れた弱味ってやつ。


それにそれだけ愛されてるってことだから。


……ただ、時々ついて行けなくなるけど。


彼に愛されて、私も彼を愛してること。


それが私の幸せなんだって思います。




【End】

一応、完結。


あと番外編があります☆

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