表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

第三章


「おっ旨そう」


お風呂から上がってきた信吾くんは頭を乾かしながらやって来た。


テーブルに並んだのは焼き上げたハンバーグとサラダ。そして野菜スープ。


やっぱりどうしても野菜が不足がちになるから、野菜はいつも多め。


「信吾くんには敵わないだろうけど……」


両親が共働きの家庭だったらしく、何かと家事をこなしていたらしい彼は料理もそつなくこなす。


そんな彼なら完璧に作り上げるんだろうけど、私のハンバーグはやっぱり少し焦げてしまった。


まぁ半分は彼のせいだけど。


「そんなことないよ。すっげー旨そう」


ニッコリ笑う信吾くんにつられて私も笑う。


「「いただきます」」


二人で一緒に手を合わせて。


なんだか新婚さんみたいだ、とか我ながら恥ずかしい事を思ってしまう。


「なんか新婚っぽいね」


ぽつりと出た信吾くんの言葉。


君も同じこと考えてたの……?


そんな些細なことで嬉しくなった。


「うん、旨い!」


大きく口を開けてハンバーグを頬張る姿に、作って良かったと思った。


もう私の生活には信吾くんの存在が組み込まれてる。

このハンバーグもそう。


気付いたら彼の好きなものを作ってる私。


相当彼に惚れてることを実感した。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ