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7.外

そうだ。外に出よう。

ということで、ドラゴンがいた空間に来た。目の前には巨大な門がある。

「さーて、この門は開くのかな?」

巨大な門に手を添え、思い切り門を押す。

「フンギッ!!はぁ、はぁ、びくともしない。」

なんだこれ。動くも気もしない。あのドラゴンはどうやってこの門を通ったんだ?

こんな巨大な門開けるんだとしたらそれなりに大きな音が鳴るはずだよな。

それが鳴っていないということは、各市扉とかがあるかもしれないか。

そうとなれば部屋をくまなく探すしかない。

岩壁やそこらの岩をまさぐっているときにあることに気づいた。

「この地面…平らすぎじゃないか?」

この地面は洞窟然としているこの部屋には合わないほどに舗装していた。まるで何かを隠すように、だ。

僕は手当たり次第にこの部屋の中を歩いた。

ガコッ

僕が踏んだ床が、陥没した。

「ビンゴっ」

やっぱりだ。僕の想定が正しければ、これで門が開くはず!

ズズズッ

「うわっ!」

床が立っていられないほどに揺れる。音と同時に感じる浮遊感。これは…エレベーター!?

「やばいやばいヤバい!!」

揺れが大きすぎる!!これは僕死ぬのでは!?

ズドンッ

顔の真横を僕の体ほどもありそうな岩がかすめる。

「死ぬってーーーーーー!!」



10分ほど後。

「ふぅ、ふぅ。死んだな。間違いない。」

揺れが止まった。おそらく目的の場所についたのだろう。

なんてもん作ってるんだ僕。長すぎだろ。死ぬかと思ったぞ。それに岩が降ってくるとか欠陥にもほどがあるだろ。

体を丸めていた僕が、前を見るとそこには開かれた門があった。

「ふぁ~…これが、外。」

一面の緑が広がっている。起伏のあるその光景はまさに森林といえるだろう。

エレベーター酔いに悶えていたことも忘れて、外に向かって歩き出してしまう。

ふらふらとした足取りで、門を通過する直前。足がもつれて転んでしまった。

シュン

頭の上何かが通った。

「ギギッ!!」

顔を上げると、醜悪顔の人型がいた。

「ゴブリン…?」

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