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6.わかったこと

「何語だろう。英語とかじゃないよな…」

英語は得意ではないが、中学英語くらいまではさすがに読める。それでも一文字もわかる言葉がないのであれば、英語ではないだろう。

まぁ、別に何語かどうかは割とどうでも良いのだが。重要のは何故このページだけ日本語じゃないか、だ。

「翻訳本だとしてもこの本を書いた人は日本人だろうし。ここだけ翻訳できない理由があったのかな?読めなかった、とか。」

だとしたらほかの本にも翻訳できていない部分があるかもしれないな。

そう思い、僕はほかの本も見てみることにした。

手に取ったのは神話大全。理由は翻訳が難しそうだからだ。

神話大全をぺらぺらとめくる。

「うわっ。この本挿絵がない。イメージしにくいなぁ。」

内容は日本語で書かれていたのだが、いかんせん見にくい。文字の羅列に目がちかちかするほどだ。

「この本は未翻訳部分ないのか。ほかの本も見てみよう。」

そのほかの本を見てみる。植物図鑑、戦争百科、魔物図鑑、能力大全。どれも翻訳できないページはなかった。

「うーん。てことはこの怪物図鑑しか未翻訳の部分がないのか。」

…あ、そうだ。もう一冊あるじゃないか。

僕が手に取ったのは魔法図鑑。昔の僕が出てきた本だ。

「もう一回開いたらまた僕が出てくるかもしれないけど。まぁやってみよう。」

少し心臓の鼓動が激しくなっているよな気がした。

ぺらッ

「…何も起きないのか。」

なんだか少し複雑な感情だ。

気を取り直して魔法図鑑を見ていく。

「あっ。違う文字だ。」

魔法図鑑は日本語で書かれていなかった。怪物図鑑と見比べてみると、同じような文字で書かれていることが分かった。

「…いや、別にこれがわかったことで意味はないんだけどね。気になっちゃうじゃん?」

わからないことが分かった。次は分かるようにどうすればよいか、だ。


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