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21.死んだと思ったら

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 アークトゥルスはレグルスの死体を皮だけになったレグルスに重ねた。

 すると、レグルスの死体がひかり、完全に重なって、健康的な状態に変化した。

 「どうだ?これで治っただろう。要は完全に同じ状態のものであれば根源力も同じようになるわけだ。」



 レグルスが起き上がって自分の体を確認する。どこを見ても異常がないことがわかると、キリッ!っとアークトゥルスに睨みつけた。

 「…ありがと。」

 真顔ながら刺すような視線を送る僕は、いろいろなことを含んで、感謝を述べた。



 「なんだ。すまんな。アルデバランが来るとは思っとらんかった。だが、おそらく奴はもう一度ここへ来るだろう。のったらしている時間はない。故に、根源力をより早く詰め込む必要があるのだ。」



 アークトゥルスがばつの悪い顔をしているが、僕は先ほどまでの真顔を崩し、不思議そうな顔をしてしまった。

 「あの子に逃げられたの?でもあんなドンパチやってたら流石にすぐには来れないんじゃない?」

 「ん?アルデバランは我が消したぞ?あんな奴消さなきゃ危ないだろうに。」



 あれ?さっき奴は戻ってくるって言ってなかったっけ?なのにアークトゥルスは消したって言ってる?何言ってるんだ?そういえばあの子分身してたよな。ってことはあの中の一人が生き残ってたってこと?



 「あー。まだ小僧には説明していなかったか。いいか。光の神に仕える使徒は、死ぬことがない。正確には何度でも光の神が蘇らせるんだ。」

 「は??なにそのチート?」

 「ちなみに魔王様の加護を得ている我も復活はできるぞ。」

 「え?アークトゥルスも死なないのか?あんな戦いができるやつらが死なないってどうなってんのこの世界……。」

 すげぇ。この世界。地球にこいつらがいたら世界中の軍隊が協力しても勝てないじゃん。



 「別に死なんわけではないぞ?我ら魔王様の加護を受けているものたちは、死ねば死ぬほど魂が削られていく。逆に光の使徒たちは、光の神が死ねばもう蘇生を受けられない。」


 なるほど。デメリットもあるのか。魔王がしてるのは魂の再利用って感じかな?光の神がやっているのが、ゼロから人を作る、みたいな感じなんだろうな。



 「それに小僧にも関係のない話というわけではあるまい。小僧のような異世界から光の神に連れてこられた者たちは、死に戻りすると聞いたぞ?」

 え?僕ってそんな能力あったの?

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