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16.根源力

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ドラゴンことアークと仲良くなった。

「なるほど。体を動かす感覚に似てるのか。」

案外、アークは教えるのが下手だ。

『うむ。物質を物質足らしめる力を感じるのだ。』

どうやらドラゴンは生まれながらに、根源力が操れるらしい。

『試しに小僧の体をいじってやろう。せいッ。』

だからアークは教えるのがガガガがっがっがが。

『おぉ。すまんな。そんなにもろいとは思わなんだ。』

が、はぁ、はぁ。こんな感じでひどい目に合う…。


体が浮かぶ。比喩ではない。本当に全身が浮かんでいるんだ。

根源力を操作するコツは、自分の存在を認識することだ。僕はこんな存在だ。僕はどう存在している。そういうことは考える。

『だいぶうまくなったじゃないか。やっぱり土台があるからだろうな。』

アークが何かいっているが僕に返答する余裕はない。

そう。根源力はとんでもない集中力を消費するんのだ。感覚としては五感をすべて失っているような感覚だ。

『慣れてくればある程度集中をコントロールできる。まずは根源力を使い続けることが大切だからな。』

根源力はある程度動かすことができる。試しに僕が踏んでいる根源力でできた地面を縮める。すると、浮かんでいた僕が段々と岩の地面に近づいていく。

目の前に壁をがあることを想像する。僕の前にある壁はこんな壁だ。壁はここにこう存在している。

そうすると、実際に存在しているような感覚がする。それに僕の根源力を映していくイメージだ。

『障壁か。いいぞ。試しに攻撃してやろうか。』

「いや、それはやめてくれ。」

集中が解けると同時に根源力でできた地面と壁がなくなる。まだ維持し続けるのは難しい。

『ハハハ。…ん?なんだ?この地からは。…まさか。』

ゴゴゴゴゴ、と地面が揺れる感覚がする。これは、地震?と、考えていると、上から中性的な声が聞こえてきた。

「あっれー?やっぱりアークトゥルスじゃん。魔王の手勢が何してんの?」

声の主は、前に会った、アルと呼ばれていた子供だった。

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