表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/36

14.こんにちは

ブックマーク、コメント、☆☆☆☆☆評価。




押していただけると更新が早まります。

なんでだ?何でここにいる!?さっきまで、僕はどこかの家で、やばい女の子に殺されそうになっていたはずだ。

ベッドに視線を落とす。しわ一つない毛布だ。まるで誰も使っていないかのようだった。

「しわ一つない…?そんなわけないよな。僕が起きるときに畳んでいたし。」

もしかして、戻ってる…?


確かめるしかない。僕は岩のような部屋の中を歩き、扉の前へ立つ。体には何の異常も見られない。

ギィ。と鈍い音を立て、扉が開いた。

扉の先には、ドラゴンがいた。


体の芯が凍えあがるような感覚に襲われる。これは、やっぱり戻ってる。

にしたって、何度見てもなれる気がしない。叩きつけられるような生物としての格。なんで昔の僕はこのドラゴンと仲良くできたんだろう。

さっきよりはマシにはなったその感覚を何とか押し殺して、僕はドラゴンに声をかける。

「すいません!ちょっとお話よろしいですか!!」

ドラゴンは瞼を開き、その紅瞳が僕を貫いた。


『なんだ?小僧?』

脳内に直接!?ドラゴンの思いがけない行動に、目を見開く。

なんだこのドラゴン。話せるんだ!

「昔の僕がお世話になりました!それとお願いがあるのですが、この世界のことを教えていただけませんか!!」

『ふむ。小僧が、レグルスか?』

レグルス?誰だそれ?でも、ここでレグルスじゃないって言ったら、死ぬんじゃね?

とはいえ、下手にうそをついて、ドラゴンにばれたりしても困る。ここは正直に行くべきだ。

「…いえ、今の僕はレグルスではありません。」

『なるほど。確かに小僧はレグルスではないな。あの膨大な力を感じられん。』

ほっ。よかった~嘘つかなくて。

「それで、どうでしょう。この世界のこと、教えていただけるんでしょうか!?」

『…まぁよい。教えてやろう。しかし、ただでとはいかない。』

「なんでしょう。僕にできることであれば何なりとお申し付けください。」

下から出てみる。敬意をしっかり払っておいたほうがよいだろう。ドラゴンと価値観が違うかもしれないが。

『では、そなたには力を感じ取ってもらう。』

は?力を感じ取る?



よかったら

いいね!押してね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ