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真剣に読まないように。

スプーンが唸るのだ。

作者: caem


 いたってシンプルな食べ物なのだろう。

 ただ酸味が際立つ。

 まろやかな風味。

 そして噛めば噛むほどジューシーな旨味が溢れかえる。


 滴るぐらいに米に振り撒き、細かく刻まれた具材と混ざりあう。

 赤一色で統一されたそれだけでも十分な一品だと言えよう。


 トマトとはそれほどまでに万能なのであった。


 チキンライス ── みたいなモノで。

 もっと分かりやすく言えばケチャップライスだろうか。

 その上で、非情なる追い討ちが実に憎らしかった。


 豪勢にふたつ分を使用された。

 シャカシャカと勢いよく撹拌されたボウルのなか。

 溶き卵が熱々の鍋へと注がれる。


 片方に寄せたケチャップライスを包むべくして ── 熟練の技が冴え渡ったのであった。





「どうぞ、召し上がれ♪」




 王道たるオムライス。

 ケチャップにエッグ、更にケチャップ。

 ベーシックなスタイルが地味に嬉しかった。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 先生の飯テロはやはり巧い☆彡 [一言] どこのオムライス屋が美味しいとかではなく、それぞれの家のオムライスが最高だと思います☆彡 感想でなくてすみません orz
[良い点] シンプルながら魅力的なオムライスをしっかりイメージできました。 [一言] オムライス食べたいです。(^p^)
[一言] オムライス……自分じゃ面倒くさくて作ったりはしませんが、ファミレスに行くとよく注文します。 ビーフシチューなんかが上にかかっていると、最高ですね。 誰が最初に考えたんだか(笑)
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