牛猪その2
前話少々加筆しました。
霞流抜刀術についてと直剣で抜刀術を使った事に対しての感想、刀製作の依頼等
(ナナ情況は!?)
(現在村人数名が交戦中!怪我人多数ですが死者はいないもようです)
なんとか間に合ったか?
次第にブルボアの姿が見えて来る。
さっきのより一回り大きいか?
辺りには何人か倒れていて槍のようなものを構えた男達が数名対峙している。
あ!ブルボアが突進の体制に入っている!
「避けろ!」
一人反応が間に合わず、ブルボアの攻撃の直撃を受けようとしている。
「しょうがない…」
(ナナ短距離ワープ!)
ワープで間に割り込み剣を抜くタイミングが無い為そのままブルボアに剣を叩きつける。
「くっ!」
バキッ
鞘が割れ剣が曲がってしまった。
一方ブルボアは牙が一本折れた程度で少しフラフラしているが大したダメージも無いようだ。
「さっさと逃げろ!」
後ろに座り込んでいる男に向かって叫ぶ
「す、すまねえ…」
ヨロヨロと立ち上がり離れていく。
(この剣じゃさっきと同じようには無理だな…)
ブルボアはまた突進の体制に入った。
(ナナ!3秒後奴の鼻先に閃光弾!)
剣を亜空間に戻しフォトンブレードの柄を取り出す。
(3 2 1 fire!)
突進し始めのブルボアの目の前に光の玉が現れ破裂し辺り一面が白く染まる。
「グワァァァ!!」
ブルボアが苦しみ暴れまわる。
「ふっ!」
ブレードを起動させ首を角もろとも切り落としブレードを亜空間にしまう。
(ナナ3匹目はいないよな?)
(はい周囲にも姿はありません。)
「終わったか…」
さてと…
後ろを振り向くと驚きの表情のまま固まった村達。
(説明どうしよう…?)
(ナナとりあえず剣を直して…)
(了解…)
フォトンブレードで一蹴…