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予想外の干渉

今日あと1話位かけるかな…

(あのあとどうなったんだ?)

皇の核を破壊したところで気を失った為ここに来るまでの経緯が分からなかった。


≪はい、マスターがコアを破壊したことで集められたエネルギが霧散し周囲に撒き散らされそうになった為何もない空間を目指しワープを敢行し放出後亜空間へと飛びました≫


なるほど爆発の威力だけを捨てたということかなら何でこんなに損傷が…。


≪亜空間に飛び込むとコアの爆発が干渉したのか帰還座標と異なる座標に転移してしまいました≫

(爆発に干渉…?)

次元が違う亜空間にそれほどの干渉が起こるとは考えずらい。

≪予測では皇のコアである為だと≫

(そうか!)

あの亜空間は元々ジャシンジュウが使っていたものを応用しているゆえに皇の爆発に影響を受けたのだろう。

≪はい私も同じ結論に達しました≫

そうなると…ここは全くの異次元の可能性が高い。

「帰るのは無理かな…」

≪老化抑制剤のストックも少々ありますが、マスターが元の座標軸に存命の間に戻れる確率は限りなく0に近いと思われます≫


老化抑制剤とはジャシンジュウと戦うまで若さを保つ為に作られた不老薬である不老といっても100分の1に押さえる程度だが


そうか…


「でも皇は倒したんだよな?」

≪はい間違いなく消滅も確認しています≫

「よっしゃーーー!!!」

治ったばかりの腕を振り上げガッツポーズをする。

「ざまあみやがれ蜥蜴やろうーー!!」

治ったばかりの足で跳び跳ねる。


≪マスター…なぜこのような情況なのにそんなに喜んでいるのでしょう?≫

一人で騒ぎ暴れ狂う確かに変だろうしかし、

「何いってやがる!500年以上争ってた宿敵を倒したんだこれを喜ばすにいられるか!!!」

何を当然のことをと言いたげだ

≪そうでしたね、失礼いたしました≫

そう彼は最初(・・)にジャシンジュウに出会った者達の子孫彼らを打倒することは一族の悲願であった。

(≪宿敵を倒せた事に比べれば帰れない事はそれほど問題ないか…≫)


「キャーーー!!」

≪マスター流石にそんな女性みたいな声をあげなくても…≫

「俺じゃない!!」

辺りを見回し声のした方を探る。

「向こうだ!」

≪マスターこれを!≫

無骨な剣が転送されてくる。

(これは?)

≪まだ情報不足のためあまり目立つのは得策ではありません≫

≪装甲はともかくフォトン武装の解禁は待った方がよろしいかと≫

(了解した念のために簡易装甲も転送してくれ)

≪了解ですマスター≫

一見鉄の鎧を着ているように見えるように調整した。

≪熱源反応発見個体数2≫

(確認)

片方は人のように見えるがもう片方は二足歩行しているが皮膚が緑色をしていて牙が鋭く明らかに人とはかけ離れた姿をしている。

「だっ誰か助け…」

人型の方が助けを求めているようだが…

(ん?なぜ翻訳されている?)

多種多様な言語に対応している翻訳機とはいえ全くの異世界の言語に対応はできないはずだ。

≪おそらく平行世界のうちの一つなのでは無いでしょうか?≫

(まあ使えるなら問題ないか…)

細かい部分で差異があるかも知れないが意志疎通ができるなら問題ないだろう。

とりあえずあの子から話を聞いてみるか…


ーーーーーーーーーーーーー

何でこんなところにゴブリンがいるのよ!?

クラナは森を走っていた。

彼女は村の薬師の娘で熱を出した村の子のために薬草取りにこの森へ入ってきた。

いつもならモンスターに会うことも無く直ぐに帰るところ、運悪く入り口付近に必要な薬草が無く、奥へ奥へと入っていきゴブリンに遭遇してしまったのであった。

「くっ!」

足を押さえ倒れる。

何かで足を切ったようだ。

「だ、誰か助け…」

そこで言葉が止まる。

追い付かれた…

少女の瞳が絶望に染まる…

(あ~あ結婚したかったな…)

最後にできる事は現実逃避だけだった。

ーーーーーーーー

「おらおらこっちだ!アホ面!!」

効くか分からない挑発と同時にその辺の石をぶつける。

「ギャイ!」

頭に直撃し怒りを露にする。

(こいつの言葉はわからんか)

まあ明らかに害を与えようとしていたし倒しても問題ないだろう


「…へ?」

あれ王子様?

クラナの現実逃避は続く…

次回はケインズvsゴブリン…すぐ終わりそうだけど(  ̄▽ ̄)

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