表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/42

契約

「えーとこちら冒険者ギルドに一緒に登録したクラナ」


「でこっちが…同郷のソレナと義妹のラトリーだ」


「初めまして!クラナです!」


「僕はラトリーっす!ラトって呼んで欲しいっす」


「ソレナです…」


ラトはにこやかに挨拶したがソレナはクラナをジロジロ見ている。


「…レナ」


「…ヨロシクデス」

まだ何か警戒してるのか睨み付けたままである。


「…レナこれ以上続けるならお前をソウマと呼ぶぞ?」

と小声で言うとレナは背筋を正し、


「レナです!よろしくお願いします♥」

少し顔が強張ってるが笑顔で言った。


「え、あ、はいよろしくレナさん」

いきなりの変わりように驚くも笑顔で返した。


ソウマはソレナの元の名前であり卒業まで使っていた名前である。

レナはこの名前で呼ばれる事をかなり嫌がる。


「ディスさん仕事の詳しい概要を聞かせて貰えますか?」

一人取り残されていたディスさんに声をかける。


「あ、良かった…忘れられてるかと思った…」


「…もっと自信を持って下さい…」

あなた大きい商会の代表でしょうに…


「えーと内容は城塞都市フェルカドまでの護衛で拘束期間は10日間前後の予定で報酬はお一人成功報酬金貨100枚で他に一日金貨10枚お支払します」


おお一人約金貨200枚か!


「わかりました。お引き受けしましょう!」

他の二人も頷く。


「ありがとうございます!」

ディスさんは頭を下げ握手をかわす。


「そういえばクラナは護衛対象になるのか?」


「え?」


「それとも護衛側なのか?」


「…どっちでしょう?」

お前も知らんのかい!


「クラナは護衛対象としてください…」

とディスさんが苦笑いして答えた。


「了解しました。」


こうして初めての指名依頼&護衛依頼が決定した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ