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初めての指名依頼

前回のあらすじ

Cランクに上がる事が確定しているらしい。

次の日の朝ギルドに訪れるとすぐに奥の個室へと連れ込まれた。


「「「指名依頼?」」」

どうやらギルドランクがDを超えると指名で依頼が来る事があるようだ。


「はい 商人の方があなた方に王都の入口である城塞都市フェルカドまでの護衛を頼みたいと」


(フェルカド?もしかしてポラリスの護衛艦のフェルカドか?)

旗艦ポラリスには護衛艦が存在する。

コカブ、フェルカド、イルドゥンの3艦である。


(ここからでは遠い為実物は確認できませんでしたが収集した情報から推測するに間違いないかと)


(となると王都ポラリスに周囲を守護する護衛艦都市という構図なのかな…)

航行できなくなり砲台として配置したのかな?


「商人とはどういう方なのでしょうか?」

レナが訊ねるが多分あの人だろう…


「ディス商会の代表で良心的な商売をされてる方で人気は高いですよ」


「ただその代わり同業者からは少なくない数恨まれているという話も…」


やっぱりあの人だったか。


「んーレナ、ラトどう思う?」

自分だけで判断するのもなんなので二人にも聞いてみる。


「受けた方がよろしいかと…」

レナは少し考える素振りを見せたかと思うとすぐに応えた。


(何故だ?)

他の人間に聞かれては不味いかも知れないので通信で聞く。


(王都に近い方がポラリスの情報も集めやすいかと、それにあの商人さんはまだ利用価値があると思います)

利用価値って…


「ラトはどうだ?」

とりあえず受けるに一票


「んー受けた方がいいと思うっす」


「…どうしてだ?」

なんだろうこいつはこのまま聞いても大丈夫な気がする。


「王都の方が美味しいものが多そうだからっす!」

ふんと鼻がなった。


「…あーそう…」

結局それか…


「わかりました引き受けましょう…」

特に反対する理由は無いし。


「ではこちらへ…」

案内されるとさっき連れてかれた部屋より二つ位ランクの上がった部屋へ案内された。


ノックをすると中から許可が出たので入室する

「失礼します。」

部屋に入ると…


「あー!ケインズさんまだ町に居たんですね!」

まだ居たんですねって少し引っ掛かるが…


「クラナなんでお前がここにいる…」

ディスの脇にクラナが座っていた。


「ディスおじさんは婆ちゃんの昔からの友達でよく村に来るんですよ!」

あー言ってたな薬を仕入れに行くって。


「それでディスおじさんに乗せてもらって王都に行こうと思って!」

だから町にいるのに会わなかったのか。


「「ところであのケインズさん(様)」」

レナとクラナの声がハモる。

「「「この(ひと)誰?」」」

二人にラトが加わっていた。


そういえばクラナの事話してなかったな。




村の名前メンカル 町の名前クラズに変更

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