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ラトの試験とレナの…

前回のあらすじ

自称勇者爆誕※閑話


会議を終えリデムの町へと戻った3人はソレナの冒険者登録するのにギルドへとやって来ていた。


時間が遅いせいかギルド内には余り人がいなかった。

「あ、ケインズさん!」

受付のゼオラが声をかけてきた。


「このところ見かけないので別の場所に旅立たれたのかと思いましたよ」

さすがに少し慣れたのかオドオドした感じは見受けられない。


「少し連れを迎えに行っていたので…」

と後ろにいるレナを指す。


「冒険者登録をお願いしたい」


「はい、ではこちらに…」

登録用紙を受け取り必要事項を書き込む。

ちなみに年齢は16歳とした。


ちなみに魔法素養は俺と同じく無しだったが俺の知り合いということで特には驚かれなかった。


「後は試験か?」


「あのケインズさんから見てソレナさんはお強いのですか?」


「ああ?」

どういう意味だ?

「少々お待ち下さい…」

そう言うとゼオラは奥に消えていった。


「なんだ?」


しばらくするとカードを持ったゼオラが帰ってきた。


「ではこちらを…」

そこにはソレナの冒険者カードがあった。


「え?試験は?」


「それが…貴方が見て大丈夫なら大丈夫だろうとギルドマスターが…」

伏せ目がちで答える。


「そんな事をして大丈夫なんですか?」

贔屓されるような事をした覚えは無いが?


「それが…前回ラトリーさんの試験官した方が再起不能になりまして…」


「は?」

ラトを見ると目をそらされた。オイ!


「何処か怪我でも!?」


「いえ、怪我はありませんでしたが自信を無くしたと…」


「…」


「ですので試験は免除でEクラスと言うことに…」


「わかりました…」

なんかすみません…本当に…


いたたまれなくなり逃げるように外へと出た。


「…ラト何をしたんだ?」

ジト目で睨むと少し吃りながら…


「え、いや…直接殴ったら危ないかと思って…」


「地面殴ったら大穴が空いた…っす」


…それで自信消失か


「まあ悪いことした訳では無いからいいか…」

そのくらいで失う自信ならどのみち長くは続かなかっただろう。


「とりあえず武器屋に行くか」

俺はともかく二人には武器が無い。


(マスター私が用意しますか?)


(用意は頼むだが俺も含めて普段使うのにこちらの世界の標準的な武器も用意しておいた方がいいだろう…目立たない為には)

…もう遅いかも知れないが…





7/14一部修正

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