救星の英雄
10連GWも終わりますが休めたのは2日だけだったな(´・ω・`)
「ケインズはまだ見つからないのか!!」
提督は声を荒げる。
艦隊は閃光弾を放ったあとは皇の元にジャシンジュウが向かうのを防ぐ事に全力を尽くし、ケインズが皇の表面を焼いたことで外側のジャシンジュウが増えなくなり善戦していた中突如として起こった大爆発。
友軍は距離が離れていた為影響を殆ど受けず、なぜか代わりにジャシンジュウが朽ちていった。
みなケインズが皇を倒したのだと直感した。
安全を確認し皇のいた場所を探索したがそこには朽ちた皇の一部しか存在しなかったのである。
「近くに残っていた機体の残骸データを総合すると…」
言いずらそうに研究者風の青年が語る。
「皇の爆発を押さえる為ケインズ大佐は爆発の威力ごと転移したものと推察されます…」
辺りを沈黙が支配する。
「バカヤローが!!」
七番艦の船員だろうか涙を堪えながらが壁を殴る。
「だが…彼のお陰で我々は救われたのだ…」
総督は立ち上がり皇のいた辺りを向き
「ケインズ大佐に敬礼!!!」
全員が最敬礼をする。
彼らの知らせを聞き連邦政府は彼を英雄として奉り、外宇宙探索艦三号機は「ケインズ」になったという。
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「ヘッークシュン!!」
あれ風邪?
あれ俺…たしか宇宙にいたはず…
「いっ!」
ケインズは生きていた…腕は折れ足はもげていたが命には問題は無かった。
「なんだここ?」
周りを見渡すと木、木、木、木。
「もしかしてこれが森か?」
森林資源は管理され自然な森など存在しない時代に生まれたケインズは森はデータでしか見たことが無かった。
感動はひとしおだったが今は痛みが勝った。
「ナナはどうした…?」
≪マスターご無事でしたか?≫
返事が聞こえ安堵する。
(ああなんとかな…腕とか足とか折れてるけど)
≪今すぐナノマシン転送し起動します≫
全身が光あっという間に治療が完了する。
(ありがとうナナ助かった。)
立ち上がり例をする。
(お前は大丈夫か?)
≪船体の70%が消失していますがシステムに問題ありません≫
「ぶっ!!」
(問題ない訳あるか!!!)
船体が3割しか無いのに!!
≪たしかに今すぐの航行はできませんが転移のさい確保した残骸から集めた材料で十分元の状態まで復旧することが可能です≫
残骸…?ああ3 5 6 のパーツか…それならなんとかな為るか…?
(相棒はどうなってる?)
≪イオmk3改は復旧の目処がたっておりません≫
(そうか…)
≪ただし、一部武装と装甲を簡略縮小化し通常兵装とすることは可能です≫
(おお!)
≪あとアーマーユニット状態までなら現在の材料だけでも復旧が可能です≫
(十分だ)
材料を集めればパワードまで復旧できるなら問題ない。
(ところで…ここ何処なんだ?)
≪…データにはありません…≫
「…なんてこった」
某先輩艦長の台詞が出た。
タ○ロ艦長の名?台詞(  ̄▽ ̄)