一方その頃
前回のあらすじ
ポーラスターで寝泊まりできることを知る。
ークラナ視点ー
「な、なんじゃこりゃーーー!!!」
門を出て数十分クラナは叫び声を上げた。
それもそのはず先日通ってきた森が切り開かれまだ舗装されてないとはいえ道ができていた。
「…まさか?」
先程別れたケインズの顔が思い浮かぶ。彼は言っていた≪村に帰る時にわかる≫と…
「あの人ほんとに何者?」
後ろを振り返るが当然答えはでない。
「まあ楽だからいいか!」
クラナは考えるのを止めた。
彼女は2日かかった道のりを数時間で走破するのだった…
(…貴女には言われたくない)
と偵察機でクラナを見守っていたナナは思った。
ー???視点ー
「艦長代理ー!こっちの書類にサイン下さい!」
目の前にウインドウと文章ファイルが開かれた状態で飛んでくる。
「…はい」
さっと目を通すとサインを記し投げ返す。
ここはポーラスター一番艦の臨時七番艦会議室そこで書類整理が行われていた。
生き残った七番艦の面々は一番艦で保護され地球へと帰投している最中であったがなぜ書類整理に終われているかというと…
「たく!艦長が敵の親玉倒したのに始末書書かされなきゃいけないんだよ!!」
「しょうがないでしょ!ちゃんとした手続き踏まないで艦4つ使って全部壊しちゃったんだから!!」
「けどよ…」
「それに総督の計らいで罰則らしい罰則はつかないんだから…」
「…ここまでにしましょう」
「ふく…艦長代理いいんですか?」
「ええあとは私がやっておくから…」
「艦長代理…あまり根を詰めすぎないで下さいね…」
「大丈夫…作業している時の方が落ち着くから…」
二人は立ち上がり一礼すると部屋を出ていった。
「残りは部屋でやるか…」
ソレナはウインドウを閉じ会議室をあとにする。
部屋に戻るとまたウインドウを開き残っていた仕事を始めた。
彼が私にの残した最後の仕事を…
「これでもう…終わりですか…」
長かった書類整理が終わっても何一つ気が晴れない。
ふと外を見ると黄色に輝く星が見える。
この船の前身の名前であり、愛しいあの人の名前の星。
「ポラリス…か…」
「艦長…」
ああ…私の北極星…私の道しるべ…
「あ、あそこなら…」
ふと思い出した。あそこなら…彼と私しか入れないあそこなら…彼を感じられるかもしれない…
ゲートを開く彼と私 艦長と副長であるソレナしか使えない特別な亜空間へ
≪探さないで下さい≫
とメモを残すとその亜空間へと飛び込んだ。
彼の無い世界に意味など無いから…
ソレナ
身長170cm
両利き(元右利きだったがケインズが両利きのため訓練した)
髪 金
目右黒左赤
戦闘前は宙軍中佐だったが艦長代理になった為臨時で大佐に昇格
対ジャシンジュウ決戦兵器ポーラスター第七番艦副長のち艦長代理
得意武器
剣(ケインズが使ってるから)
銃(ケインズが使ってるから)
特技
料理(特)
監視(特)
スニーク(特)
剣術(上)
銃撃(特)
etc.
…実は彼女ケインズの○○カー…




