今さら…
前回のあらすじ
イベントで圧勝!
ギドルから優勝賞金として集めた金貨(参加費)とギドルからの賞金金貨50枚を渡される。
「いや俺は参加費を出してないからこっちはいらない。」
と優勝賞金は辞退した。
「あと…」
ギドルからの賞金から金貨を取り出すと壊した杖と槍の弁償として10枚づつ渡した。
唖然としていたがペコペコしながら受け取っていった。
「ガハハハ!!お前いいやつだな!!」
と最初に絡んだ奴が背中をバンバン叩く。
(…現金なやつ)
とりあえず丸くおさまったようだな…あれ?
「ギドルは?」
さっきまで目の前にいたはずなのに影も形も無くなっていた。
「お前らこんなとこで何しとるんじゃ?」
ギルドの建物からローブを着たギルドマスターが現れた。
「何ってさっきまで一緒にいたじゃないか?」
「何を言っておる?わしはずっと中に居ったぞ?」
「はぁ?」
ちょいちょいと背中をつつかれる。
「おい…その事は黙ってろ…」
「え?」
「本人はバレてないと思ってるんだ…」
ギルドの暗黙の了解のようだ。
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ホールに戻るとラトが戻って来ていた。
「あ、何処に行ってたんですが≪アニキ≫!」
「ア、アニキ?」
(作戦中でもありませんし隊長や艦長だと問題がありそうだったので妹という設定にしました。)
(あーそういうことか…)
こいつにアニキと言われるのに違和感が凄いがそのうち慣れる…よな?
「試験は終わったのか?」
「はい!もうカードももらいました!」
(…特におかしな点は…ん?)
「何でもうEなんだ?」
ランク表記が俺はFからだったのに最初からEになってる。
「ああ!試験の結果とアニキのパーテイだと言うことが考慮してとか言ってたっす!」
「パーテイ?」
(ギルドで活動するときに小規模の隊を組むことだそうです。どうせ一緒に活動するのだからその方がいいかと思って…)
「あ、ちなみにパーテイ名はポーラスターにしたっす。」
「艦の名前か…」
「ナナのアイデアっす!」
「悪くは無いか…」
「とりあえず宿をとるか!」
「ん?なぜです?」
「なぜって宿無いと野宿しなくちゃならないだろ?」
「艦で寝泊まりすればいいのでは?」
「え?」
あれ?そういえばこいつ艦にいたんだよな?
(艦壊れてるんじゃなかったのか?)
(武装や艦橋は大破していますが倉庫および居住区は問題ありません)
(早く言えよ!!!)
来るときも野宿しなくても良かったんじゃねえか
。
(ですが、クラナがいるときに使用はできないかと思って黙っておりました。)
(くっ!)
「とりあえず艦に帰るか…」
大した事してないのに今日は疲れた…
次回…早すぎる○○
ラトの口癖を○○っすに確定(  ̄▽ ̄)




